≪更新≫不妊ブログ目次(-2024/05:治療予後・その他編)
日本国内での生殖補助医療による出生児数は69,797人となり(日本産科婦人科学会2021年ARTデータブックより)、年々体外受精による出生児数は増加している中、特にARTによる治療予後はとても知りたい情報の一つだと思います。「治療予後・その他編」では、不妊治療で起こり得る周産期合併症に関する記事を、様々な角度から発信しています。どうぞ、お役に立ていただけますと幸いです。
周産期予後
総論
- 高齢妊娠の周産期予後(論文紹介:国内データ)
- 両親の年齢差が周産期予後に与える影響(Hum Reprod. 2023)
- 男性年齢が若くても周産期合併症は増える?(Hum Reprod. 2008)
- 一般不妊治療群と体外受精治療群の周産期予後について(国内の報告をふまえて:2020年11月現在)
- vanishing twin(多胎妊娠確認後、胎児がなくなってしまうこと)の周産期予後(論文紹介)
- 双胎妊娠の周産期リスク(JAMA Netw Open. 2021) update!
- 妊娠時の妊娠黄体の有無が妊娠高血圧症候群と関連する(論文紹介)
- PE発症パターンはさまざまな種類がある(AJOG2023)
- PEスクリーニングにはPAPP-A?PlGF?(前向きコホート2022)
- 妊娠高血圧腎症予防にアスピリンの使用方法は?(Am J Obstet Gynecol. 2023)
- プラバスタチンの妊娠高血圧予防効果(Am J Obstet Gynecol. 2021)
- 妊娠中プラバスタチン内服していた小児の長期神経発達症追跡調査(Am J Obstet Gynecol. 2023)
- 子宮内膜ポリープ切除後の胚移植のよい時期は?(Front Endocrinol (Lausanne). 2022)
- 妊娠初期の妊娠高血圧予測代謝マーカーはBMIにより予測が異なる?(Am J Obstet Gynecol. 2023)
- 一般不妊治療群と体外受精治療群の周産期予後について(国内の報告をふまえて:2023/8現在)
- 反復流産既往女性は妊娠時に胎盤異常をおこしやすい(Fertil Steril. 2023)
- 妊娠初期の流産予測に役立つ超音波検査(Am J Obstet Gynecol. 2020)update!
- 妊娠前白血球サブセットは流産と関係ある?(Hum Reprod 2024)update!
- 妊娠高血圧腎症予防のアスピリン投与について(AJOG2023 Clinical Opinion)
- 肥満があると低用量アスピリン効果は限弱(Am J Obstet Gynecol. 2019)
- BMI 40以上の肥満患者の体外受精リスク(Am J Obstet Gynecol. 2024)update!
- 正常核型胚移植でも女性BMIと生殖成績は関係する(Fertil Steril. 2023)update!
- 一番出生率が高いBMIは?(Fertil Steril. 2023) update!
- 体脂肪率はBMIを超える生殖医療成績マーカーになり得る?(Fertil Steril. 2021)update!
- 体脂肪率はBMIを超える生殖医療成績マーカーになりうる?(J Assist Reprod Genet. 2020)update!
- 体脂肪率はBMIを超える生殖医療成績マーカーになりうる?(Fertil Steril. 2024)update!
- 非糖質系甘味料妊娠中摂取による胎児に与える影響(Nutrients. 2022)update!
- 男性のプレコンセプションケア④~父親の健康状態によっては、母体の命に関わることがあり得る?(論文紹介)
体外受精の影響
- 卵子1個あたりの生児獲得率(Fertil Steril. 2023)update!
- ICSIで妊娠した子供は染色体異常がふえるの?(論文紹介)
- 体外受精治療が自然妊娠にくらべて上がる合併症は?(論文紹介)
- 体外受精が周産期予後に及ぼす影響について(エコチル調査)
- 体外受精妊娠における精神発達の評価(エコチル調査)
- 体外受精患者の死産に対するメタアナリシス(論文紹介)
- 体外受精によるbirth defects(論文紹介:その1)
- 体外受精によるbirth defects(論文紹介:その2)
- タイムラプス培養は自然妊娠・通常培養と比較して周産期予後はどう?(Hum Reprod. 2023)
- 新鮮胚胚盤胞移植の周産期合併症リスク(論文紹介)
- 新鮮胚移植(初期胚 vs. 胚盤胞)の周産期転機:英国(Fertil Steril. 2023)
- 本邦における凍結融解胚移植の周産期予後
- 凍結融解胚移植による周産期合併症について
- 排卵周期とホルモン補充周期の凍結融解胚移植による周産期合併症の違い(論文紹介:その2)
- 胚移植パターンによる早期/後期発症妊娠高血圧腎症リスク(レトロスペクティブコホート2023)
- 胚移植時の子宮内膜厚は妊娠高血圧リスクと関連(レトロスペクティブコホート2022)
- 胚移植時の子宮内膜が薄いと周産期合併症が上昇(レトロスペクティブコホート2022)
- ルトラール®を用いたPPOS法(その2 Reprod Med Biol. 2023)
- 体外受精を行うと胎盤病理はどう変化する?(論文紹介)
- 胚盤胞グレードで胎盤病理が変わる?(レトロスペクティブコホート2023)
- 胚盤胞グレードが周産期予後に影響を与える?(Hum Reprod. 2023)update!
- 胚盤胞グレードが周産期予後に影響を与える?(Hum Reprod Open 2021)update!
- 着床前検査は妊娠時のHCGの低下や周産期予後に影響を与えるの?(論文紹介)
- 着床前検査(TE生検)後妊娠の周産期予後(論文紹介)
- 着床前検査は、周産期予後や幼児期の健康に悪影響があるの?(論文紹介)
- 着床前検査の母体・新生児リスク(Hum Reprod. 2023)
- PGT-A胚を複数移植するリスク(Obstet Gynecol. 2024)update!
- 着床前検査の周産期リスクとの関連(Am J Obstet Gynecol. 2024)update!
- 着床前検査は妊娠時のHCG低下に影響を与えるの?(Front Endocrinol (Lausanne). 2022)update!
- 国内での生殖補助医療児の長期予後について
- 体外受精妊娠の子供の成長パターンは?(論文紹介:ノルウェー)
- 体外受精妊娠の子供の成長パターンは?(論文紹介:メタアナリシス)
- LGA児のリスク因子(論文紹介)
- 一卵性多胎(体外受精)のリスク因子(論文紹介)
- ARTによる二絨毛膜二羊膜双胎の周産期リスク(J Assist Reprod Genet. 2024)update!
- 体外受精双胎妊娠とPEリスク(BMC Pregnancy Childbirth. 2022)update!
- 自然妊娠・体外受精のMD twinリスクの差(J Clin Med. 2023)update!
- 体外受精の出生児へのリスク(J Assist Reprod Genet. 2023update!
がんと生殖医療
総論
- がん・生殖医療(妊孕能温存)とは
- 不妊治療とがんの関係(論文報告)
- 流産後・出産後すぐに卵巣刺激をすると採卵は可能(がん・生殖報告)
- 小児がん患者の妊孕性に対する不安(レトロスペクティブレビュー 2022)
- 若年がんサバイバーの治療後、妊活を始める方の特徴(オンライン調査 2023)
- がん治療後すぐの妊娠は、早産リスクを上昇させる(Cancer. 2018)
- 不妊女性はガンになりやすいの?(Fertil Steril. 2023)
乳がん
- BRCA1/2遺伝子に病原性変異は不妊治療で乳がんリスクが上がる?(論文紹介)
- 早期乳がん化学療法中の卵巣保護目的GnRHa薬の再発リスクは?(論文紹介)
- ホルモンレセプター陽性乳がん女性は妊娠後、生存期間や再発期間に影響をあたえる?(論文紹介)
- 抗HER2ヒトモノクロナール抗体(分子標的薬)治療後は妊娠予後を悪化させる?(論文紹介)
- 乳がんサバイバーの妊娠への影響(論文紹介)
- 乳がん治療後妊娠の周産期予後と胎児への影響(メタアナリシス2021)
- 妊孕性温存治療(乳がん患者)をしても長期予後に影響しない(レトロスペクティブコホート2023)
- 挙児希望のためホルモン療法を途中中断しても短期乳がん再発率は上昇しない(N Engl J Med. 2023)
子宮頸がん
子宮体がん
その他
妊娠・出産に関する項目
- 妊娠中の吐き気・嘔吐(つわり)の一般的な対処法
- 妊娠悪阻(つわり)は再発する?(論文紹介)
- 次の妊娠までどれくらい間隔をあけたらいいの?
- 妊娠中に授乳していいの?
- 分娩後のピルなどはいつから内服していいの?
- 妊娠前後のリスク因子は妊娠初期胎児発育に影響する?(論文紹介)
- 妊娠後骨粗鬆症の特徴
- 帝王切開既往女性の臨床症状(Reprod Biomed Online. 2023)
- 自然妊娠・体外受精妊娠では、妊娠中の不安は同程度?(Hum Reprod. 2023)
ワクチン
- プレコンセプションケア
- 新型コロナウイルスワクチンを接種されていない妊婦のみなさまへの接種の推奨〜第7波流行をうけて〜
- 新型コロナウイルスのワクチン接種は体外受精に影響するの?(論文紹介)
- COVID-19ワクチン後の流産リスク(メタアナリシス2023)
- COVID-19ワクチン接種後の月経の乱れ(コホート研究2023)
- 胚移植後の新型コロナウィルス感染による影響(Am J Obstet Gynecol. 2024)update!
- インフルエンザワクチンの投与について (ガイドライン産科編2020)
- インフルエンザワクチンについて
- インフルエンザワクチン接種は流産とは関係しない(Obstet Gynecol. 2023)
妊娠と社会
- 第16回出生動向基本調査(結婚と出産に関する全国調査)結果の概要のご紹介
- 教育・収入は妊娠しやすさと関係する?(デンマーク 2023)
- 2023年ChatGPTの不妊におけるアドバイスは、もう一歩(Fertil Steril. 2023)
- 妊娠中の失業は流産・死産リスク上昇と影響(Hum Reprod. 2023)
- 仕事上弱い立場は妊孕性に影響を与える(Fertil Steril. 2024)update!
- ChatGPTの不妊治療分野での活用(Hum Reprod. 2024)update!
卵子凍結
- 社会的卵子凍結のSWOT分析(論文紹介)
- 社会的卵子凍結の成功予測因子は?(論文紹介)
- 社会的卵子凍結に興味がある女性のニーズ(J Assist Reprod Genet. 2023)
- 社会的卵子凍結の実施有無に対する後悔リスク(J Assist Reprod Genet. 2023)
- メディカル卵子凍結/ノンメディカル卵子凍結の医療者・対象者の受け取り方(Sci Rep. 2023)
- ノンメディカル卵子凍結について知っておきたい情報
- 卵子凍結に対するアンケート:アメリカ女子医学生(J Assist Reprod Genet. 2023)
- 凍結卵子を使用しない場合の対応に伴う意思決定(Fertil Steril. 2023)
- 子宮内膜症女性への卵子凍結の生殖医療結果(Fertil Steril. 2020)
- 子宮内膜症女性への卵子凍結の特徴(Reprod Biomed Online. 2020)
- 子宮内膜症は妊孕性温存の適応となりますか(ESHREガイドライン2022)
- ノンメディカルな卵子凍結動画(日本産科婦人科学会)
- ノンメディカルな卵子凍結の開始について
- 25歳以下は卵子の質は低下する?(J Assist Reprod Genet. 2019)
- 計画的卵子凍結について(2023/10現在ブログまとめ)
- 卵子凍結は胚盤胞異数性を上昇させない(J Assist Reprod Genet. 2023)
- 凍結卵子廃棄の意思決定理由(J Assist Reprod Genet. 2023)
- 12歳以降のPOI女児に妊孕性温存目的卵子凍結は可能(J Assist Reprod Genet. 2023)
クリニックの運営・環境
- 患者の不妊クリニック満足度に影響を与える因子について
- 環境汚染物質に対しての体外受精従事者の意識調査(論文紹介)
- TikTok上の#IVFの動画top100の傾向(Reprod Biomed Online. 2023)
- ソーシャルメディアが患者の医療機関選択に与える影響(J Assist Reprod Genet. 2024)update!
文責:石川恵(事務長)
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