診療科・部門紹介 顎変形症治療センター

診療内容


▲手術の詳細についてはこちらをご覧ください。


 

顎変形症(がくへんけいしょう)は、歯の噛み合わせに関連する問題、上顎骨、下顎骨、またはその両方のサイズや形状、歯の配置などの不調和が顔の形を変えたり、噛み合わせのに影響を及ぼす状態です。

顎変形症の症状やその重症度、治療方法は、患者さまによって異なりますが、私たち口腔外科医と矯正歯科医が連携し、患者一人ひとりに合った治療を提供いたします。

患者さまが日本の健康保険に加入している場合、顎変形症の治療は健康保険の適用対象となることがあります。(ただし、特定の認定施設での治療に限られることがあります。)

当院の顎変形症の治療は、口腔外科の医師による歯列矯正では改善しない顔の骨格を調整する骨切りの手術で全身麻酔(意識のない完全に眠った状態にする麻酔)で行います。入院期間は通常15日程度です。
この手術は、メスを用いて歯肉を切開し、歯槽骨や顎の骨を削り、顎骨を移動させ正しい嚙み合わせに調整するものです。上顎(ルフォーI型骨切り術)、下顎(下顎枝矢状分割術SSRO)、および顎(オトガイ)の骨切り術(オトガイ形成術)などを組み合わせ、最も嚙み合わせが安定する位置で顎の骨をチタン製のミニプレートで固定します。術後の痛みや出血は、状態を確認しながら適切にコントロールいたします。

また、術後は上顎と下顎の歯列がしっかりと噛み合うように、ゴムで開口制限を行います。開口制限の期間中は、最初は流動食を経口摂取いただくことになりますが、経過に応じて固形物も摂取可能になります。口腔内を清潔に保つために、 歯科衛生士がケアを行いますが、入院期間中にご自身でケアできるよう、練習していただきます。下顎の手術の影響で、下唇やオトガイ部の皮膚に一過性の知覚異常を生じる場合があります。必要に応じてビタミンBによる治療を行います。

顎変形症の治療は、患者さまの個別の状況に応じて、長期的な経過観察が必要です。術後の定期的な診察は、亀田クリニック歯科センター(鴨川)および亀田京橋クリニック(東京)で行っておりますので通院しやすい施設をお選び下さい。

外来予約

亀田京橋クリニック 予約センター
03-3527-9201
※ 8:00~17:00 月~土
住所
〒104-0031
東京都中央区京橋三丁目1番1号東京スクエアガーデン 6階

顎変形症手術に関するお問い合わせ

亀田総合病院 歯科センター
(蓮池・田村)
04-7099-1118
※ 08:30~17:00(土日曜・祝日除く)
住所
〒296-8602
千葉県鴨川市東町929番地

診療関連トピックス

スタッフ紹介

診療科・部門紹介 へ戻る
ページトップに戻る