診療科・部門紹介 ウロギネ・女性排尿機能センター
診療内容
最新トピック
- 骨盤臓器脱や排尿のトラブルなどでお悩みの女性のためのウロギネ専門医による無料電話相談 開催中!(毎週水曜日)
- 骨盤臓器脱に対するロボット支援下手術
- 骨盤臓器脱に対してお腹に傷がないV-NOTES手術
- 腟の違和感、軽度の尿もれに対するレーザー治療
- 薬の効かない頻尿、尿もれに対するボトックス療法と仙骨神経刺激療法
- オンライン診療を行っています
- 当院では膀胱膣瘻の専門治療を行なっております
- 膀胱腟瘻相談窓口の開設
- ウロギネのトレーニングを希望する医師およびウロギネセンターのスタッフ医師を募集しております
ウロギネとは
ウロギネコロジー(Urogynecology)の略で、ウロ(Urology泌尿器科)とギネ(Gynecology 婦人科)を合わせた造語です。泌尿器科と産婦人科の境界領域にある病気を治療する診療科です。子宮脱、膀胱脱、直腸瘤などの骨盤臓器脱および尿失禁、頻尿、夜間頻尿などの排尿のトラブル、便失禁や直腸脱などの排便のトラブル、さらに下腹部痛、膣の違和感など、女性のデリケートゾーンのお悩み全般を対象としています。ウロギネ科のかかるべき病気一覧
ウロギネ科は泌尿科と婦人科の間にあるような領域をカバーする分野です。非常に多くの領域をカバーしますので、お気軽にウロギネ外来にご相談ください。- 骨盤臓器脱(子宮脱、膀胱脱、直腸瘤)
- 骨盤臓器脱と直腸脱の合併
- 尿もれ
- 頻尿
- 夜間頻尿
- 薬の効かない頻尿、尿もれ
- 残尿感
- 排尿困難
- 排尿時痛
- 繰り返す膀胱炎
- 腟の違和感、不快感
- 産後の尿もれや腟の下垂感、違和感
- 膀胱腟瘻
- 直腸腟瘻
- 性交時痛
- 骨盤症候群
- 尿道カルンクラ
- 便もれ
ウロギネ・女性排尿機能センターの多彩な診療方法
当院のウロギネ・女性排尿機能センターは遠方の方にも対応した様々な診療方法があります。本院は千葉県の鴨川市にある亀田総合病院で主に手術などを行い、外来診療は隣接する亀田クリニックで行います。鴨川市は東京都心部から直通バスで2時間程度です。亀田京橋クリニックは東京駅から徒歩6分・東京メトロ銀座線の京橋駅直結しており、東京や地方から受診する方に便利で、実際に県外の遠方から受診する患者様も多くいらっしゃいます。また、亀田MTGクリニックは京葉線海浜幕張駅から徒歩6分程度で千葉県北部の方におすすめです。また、2021年6月よりオンライン診療もできるようになりました。例えば、『直接受診するほどではないが気になることがある…』、『いきなり受診は抵抗がある…』、『遠方に住んでいる…』、『地元の先生にかかっているけど専門家の意見を聞いてみたい』という方は是非、ウロギネのオンライン診療をご活用ください。(詳しくは下記の特設サイトをご覧ください。)
なお、亀田クリニック(千葉・鴨川)、亀田京橋クリニック(東京・京橋)、亀田MTGクリニック(千葉・幕張)、オンライン診療いずれにおいても、亀田総合病院ウロギネ・女性排尿機能センターに勤務するウロギネ専門の医師が診察させて頂きます。
ウロギネ・女性排尿機能センターの機能
女性デリケートゾーンのお悩みはどこで相談するのか?以前このような悩みの多くは産婦人科を受診するケースがほとんどでした。しかし、産婦人科では「うーん、うちではないなあ…、泌尿器科にいってみたら…」などといわれることも少なくなく、次に泌尿器科を受診「これは、婦人科じゃないかなあ…」などといわれ、どちらの診療科にいくのかわからないという悩みも多くありました。欧米では古くからウロギネセンターありましたが以前の日本にはほとんどなく、これらに悩む多くの女性は、どこを受診するのかも悩むというダブルの悩みで苦しんできました。また、薬で効かないような難治性の頻尿や残尿感、繰り返す膀胱炎も「どこに受診すればいいの?」と悩む方も多いです。一般的には泌尿器科ですが、なんとなく男性が行くイメージで抵抗のある女性も多いかもしれません。また、「病院へ行ってみたけど改善しなかった」という声もよくあります。すべての病院で女性の排尿トラブルを専門的な治療を行っているわけではないためです。このように女性のデリケートゾーンの悩みは、婦人科と泌尿器科の境界領域にあり、女性の排尿機能に特化している必要があるため、婦人科と泌尿器科の両方の知識と技術をもったウロギネと女性の排尿トラブルを得意とする専門医師へ相談し、適切な治療をうけることが大切になります。なぜ亀田のウロギネ?
ウロギネセンターだったらどこでもいいの?って思っている人もいるかもしれません。しかしながらアクティビティーはそれぞれの病院で違います。非常に専門的に高いレベルで行っている病院もあれば、とりあえずほそぼそと行っている病院もあります。亀田メディカルセンターでは、尿失禁や骨盤臓器脱で悩む患者さまに専門治療を!ということで2007年5月に本格的なウロギネセンターを開設し女性のデリケートゾーンの治療を行ってきました。2018年からさらに診療分野を拡大して女性の排尿障害の治療も積極的に行い、頻尿、夜間頻尿、残尿感、尿意切迫感などの排尿のトラブルも専門的かつ最先端の治療を提供してきました。特に排尿の悩みに関してはこの分野を得意としている野村昌良医師または林篤正医師にご相談下さい。また、亀田のウロギネ・女性排尿機能センターは症例数とスタッフ数の多さと、多彩な治療選択肢から患者様合わせたベストな選択肢を選べる利点があります。「亀田病院って有名だけど、遠いんでしょう!」という声もときに聞かれますが、診療場所や診療方法も多彩です。
皆様のお悩みが少しでも改善するよう我々は全力を尽くします。
ぜひお気軽にご相談下さい。
(更新日:2021.9.21)
亀田メディカルセンター ウロギネ・女性排尿機能センターについてさらに詳しく >>>
【NEW!】 オンライン診療が受けられるようになりました。パソコンやスマートフォンなどのオンラインでご自宅からウロギネ・女性排尿機能センターの医師へ直接ご相談が可能です。詳しくは以下より特設ページをご覧ください。
野村医師の個人HP Urogyneネット: https://urogynenet.com/
診療関連トピックス
対象疾患
膀胱瘤・子宮脱・直腸瘤などの骨盤臓器脱、尿もれ、頻尿、間質性膀胱炎、腟の違和感など女性のデリケートゾーンのお悩みを対象としています。このような病気でお悩みの方は一度、ウロギネ・女性排尿機能センターに受診してみてはいかがでしょうか。また、「他の病院で子宮脱のためにペッサリーをつけているけど、一度専門家に相談したい」、 「尿もれで治療しているけどあまりよくならない」、 「お薬をのんでいるけどおしっこの近いのがよくならない」、などでお悩みの場合もお気軽にウロギネ・女性排尿機能センターにご相談ください。
いきなり受診は・・・という方にはスマートフォンやパソコンなどのオンラインを使って、ご自宅からウロギネ・女性排尿機能センターの医師へ直接ご相談することも可能です。
パソコンやスマートフォンなどのオンラインでの診療も可能です。詳しくはこちら>>
第2の特徴は『症例数の多さ』にあります。たかが症例数では・・・といわれる方もいます。数を多くやっているということは多くの経験があるということです。手術はどの人も同じではありません。患者さまによって微妙に異なります。また予測出来ないケースや、通常とは違うケースに出くわすこともあります。そのようなときに、ものをいうのは「経験」です。我々はその経験を蓄積できるようにいつも努力しています。
そして第3の特徴は『個々の患者さまにあった最適な治療を!』ということになります。骨盤臓器脱の治療、尿失禁の治療、頻尿の治療などはお薬による治療、矯正下着による治療、リハビリによる治療、そして手術による治療など多岐にわたっています。手術に関しても、メッシュを使用するもの、しないもの、子宮を温存するもの、摘出するもの、腹腔鏡でおこなうもの、膣からおこなうものなどさまざまな方法があります。我々は、『個々の患者さまにあった最適な治療を!』というポリシーから出来るだけ多くの選択肢の中からベストな選択肢を提供出来るように常々努力しております。
1.骨盤臓器脱とは骨盤内の臓器である子宮、膀胱などが膣の方から下がってくる病気です。以前は子宮脱や膀胱瘤などといわれておりましたが、どれか一つの臓器だけがさがってくることはないのでいまは骨盤臓器脱といっております。 →骨盤臓器脱について詳しくみる(PDF形式)
2.尿失禁とは咳、くしゃみ、立ち上がった瞬間、坂道をくだるときに尿がもれる腹圧性尿失禁とおしっこが近くて間に合わないで尿もれをする切迫性尿失禁に大別されます。
3.頻尿とはおしっこがちかい病気で2時間おしっこがもたない、夜間に2回以上おしっこにいくと頻尿といえます。
4.間質性膀胱炎:ばい菌による通常の膀胱炎ではなく、「なぞの膀胱炎」といわれます。症状は膀胱炎のような頻尿になりますが、おしっこの検査で異常がありません。膀胱粘膜の下の粘膜下層の炎症が主な原因となります。
5.直腸脱とは直腸が肛門の方から下がってくる病気です。
6.便失禁とは便が漏れる病気で、はじめはおならが漏れる、パンツに便がつくなどの症状があります。
7.薬の効かない難治性の頻尿:通常の治療で改善がみられない頻尿です。今は薬剤抵抗性頻尿に対する優れた治療法があります。
8.腟の違和感・不快感:GSM(閉経後泌尿生殖器症候群)は閉経・治療・体質などで女性ホルモンが低下したために陰部のかゆみ・痛み、頻尿・尿モレ、性交痛・性交後出血などの泌尿生殖器の症状が起こります。新たな治療については医師へご相談下さい。炭酸ガスレーザーなどの有効な治療が出てきました。
いきなり受診は・・・という方にはスマートフォンやパソコンなどのオンラインを使って、ご自宅からウロギネ・女性排尿機能センターの医師へ直接ご相談することも可能です。
パソコンやスマートフォンなどのオンラインでの診療も可能です。詳しくはこちら>>
我々の治療の特徴
我々の治療の特徴の第1は『世界的に認められたものをハイクオリティで!』ということになります。骨盤臓器脱の手術、尿失禁の手術、頻尿や下腹部痛の手術は常に進化しつづけています。我々の役割は日本が誇る高いテクノロジーを生かして、高いレベルの安全、安心、そして効果を提供することだと考えます。第2の特徴は『症例数の多さ』にあります。たかが症例数では・・・といわれる方もいます。数を多くやっているということは多くの経験があるということです。手術はどの人も同じではありません。患者さまによって微妙に異なります。また予測出来ないケースや、通常とは違うケースに出くわすこともあります。そのようなときに、ものをいうのは「経験」です。我々はその経験を蓄積できるようにいつも努力しています。
そして第3の特徴は『個々の患者さまにあった最適な治療を!』ということになります。骨盤臓器脱の治療、尿失禁の治療、頻尿の治療などはお薬による治療、矯正下着による治療、リハビリによる治療、そして手術による治療など多岐にわたっています。手術に関しても、メッシュを使用するもの、しないもの、子宮を温存するもの、摘出するもの、腹腔鏡でおこなうもの、膣からおこなうものなどさまざまな方法があります。我々は、『個々の患者さまにあった最適な治療を!』というポリシーから出来るだけ多くの選択肢の中からベストな選択肢を提供出来るように常々努力しております。
1.骨盤臓器脱とは骨盤内の臓器である子宮、膀胱などが膣の方から下がってくる病気です。以前は子宮脱や膀胱瘤などといわれておりましたが、どれか一つの臓器だけがさがってくることはないのでいまは骨盤臓器脱といっております。 →骨盤臓器脱について詳しくみる(PDF形式)
2.尿失禁とは咳、くしゃみ、立ち上がった瞬間、坂道をくだるときに尿がもれる腹圧性尿失禁とおしっこが近くて間に合わないで尿もれをする切迫性尿失禁に大別されます。
3.頻尿とはおしっこがちかい病気で2時間おしっこがもたない、夜間に2回以上おしっこにいくと頻尿といえます。
4.間質性膀胱炎:ばい菌による通常の膀胱炎ではなく、「なぞの膀胱炎」といわれます。症状は膀胱炎のような頻尿になりますが、おしっこの検査で異常がありません。膀胱粘膜の下の粘膜下層の炎症が主な原因となります。
5.直腸脱とは直腸が肛門の方から下がってくる病気です。
6.便失禁とは便が漏れる病気で、はじめはおならが漏れる、パンツに便がつくなどの症状があります。
7.薬の効かない難治性の頻尿:通常の治療で改善がみられない頻尿です。今は薬剤抵抗性頻尿に対する優れた治療法があります。
8.腟の違和感・不快感:GSM(閉経後泌尿生殖器症候群)は閉経・治療・体質などで女性ホルモンが低下したために陰部のかゆみ・痛み、頻尿・尿モレ、性交痛・性交後出血などの泌尿生殖器の症状が起こります。新たな治療については医師へご相談下さい。炭酸ガスレーザーなどの有効な治療が出てきました。
(更新日:2021.9.30)
診療実績
外来延べ患者数 4,009名
入院延べ患者数 4,461名
(2022年度実績)
入院延べ患者数 4,461名
(2022年度実績)
- 疾患別症例数(2023年度実績)
-
件数 子宮平滑筋腫 5 痔核及び肛門周囲静脈血栓症 2 閉塞性尿路疾患及び逆流性尿路疾患 3 膀胱炎 84 神経因性膀胱(機能障害),他に分類されないもの 6 その他の膀胱障害 21 尿道狭窄 3 尿路系のその他の障害 135 女性性器脱 440 女性性器を含む瘻 5 女性性器のその他の先天奇形 2 処置の合併症,他に分類されないもの 2 その他 13 合計 721
- 手術実績(2020年~2023年)
-
2020年 2021年 2022年 2023年 LSC 281 296 277 292 NTR 22 29 36 30 RASC 80 102 TUC/水圧 89 83 77 89 TVM 75 65 44 31 TVT/TOT 147 141 128 129 その他 16 20 22 28 ボトックス 13 32 25 18 仙骨神経刺激療法 11
担当医表
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