診療科・部門紹介 東洋医学診療科

診療内容

あなた自身の「良くなる力」を引き出す医学です

動物は皆、「自分を良い状態に維持しようとする力」(ホメオスターシス維持力)を持っています。暑い夏も寒い冬も、昼でも夜でも、海でも山でも、変わらず元気に生活できるのも、怪我をしたり病気になっても、負けずに病気や怪我を克服して良い状態に戻ろうとするのもその力です。
ヒトももちろんこの力を持っており、そのおかげで私達も健康を維持できるわけです。

もし自分の力だけでは治せなくても、現代医学の進歩は目覚ましく昔なら到底助からない病気や怪我も、多くのものが医療の助けを借りれば克服できるようになりました。
しかしその素晴らしい現代医学も、病気に立ち向かう患者さん自身の「治る力」が弱ければ、効果を十分に発揮することは出来ません。

東洋医学はヒトの心身を「丸ごと全体的に」捉えて異常を見いだし、その人の最も良い状態にしてあげることでご自身の「治る力(自然治癒力)」、「良くなる力」を最大に発揮できるようにすることが治療の本質です。
現代医学だけではなかなかうまくいかない場合、当科の治療を併用することが助けとなるかもしれません。

またヒトの心と身体をひっくるめて「総体的に診る」という東洋医学の特色から、現代医学が苦手な「重い病気はみつからないけど、つらい症状がとれない」という時にも、うまく治療できることがあります。

当科はこれらの特長を生かして、他科とも有機的に連携し、患者さんがより良いQOL(生活の質)を得られるための医療を提供していきます。


亀田ニュース連載:漢方のチカラ (2022年5月~2022年11月掲載:PDF形式)

診療関連トピックス

対象疾患

東洋医学で全ての病気が治るわけではありません。外科的治療や急性期の病気は西洋医学での治療が優先するのはもちろんです。しかし、それ以外の身体に生じるいろいろな病態(機能的な病態)や手術を必要としない病態は東洋医学も治療の対象になります。

具体的な病態は次の通りです。
(1)アレルギーや体質が関係している場合(アトピー性皮膚炎、喘息、花粉症など)
(2)副作用のため継続治療が困難な場合(化学療法や放射線治療)
(3)西洋医学の治療で満足な効果が見られない場合(不妊症、耳鳴り、脳梗塞や脳出血後遺症)
(4)検査では異常がないのに愁訴がある場合(冷え性、月経困難症、更年期障害など)
(5)手術前後の体力や気力の改善(術後の食欲、気力や体力がなかなか回復しないとき)
(6)高齢者や虚弱者の方の場合(頻尿や夜間尿の改善など老化症状を防ぎ虚弱体質の改善)

診療実績

年間外来患者数:7,711名
(2022年度実績)
手術実績はありません。

担当医表

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担当医表

スタッフ紹介

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