お知らせ 「ISO 7101」認証をBSIグループジャパンより取得しました

ISO 7101は、従来のISO 9001を基盤に、医療現場特有の課題に対応するために設計された医療機関専用の品質マネジメントシステム規格です。
ガバナンス、経営戦略、リスクと機会の管理、人材育成、患者参加、感染対策、サイバーセキュリティなど、幅広い領域を包括的にカバーしています。
本規格は、単なる書類整備や制度対応を目的とするものではなく、組織文化の醸成と継続的改善を支える経営基盤の再構築を目的としています。

医療法人鉄蕉会ではこれまで26年以上にわたりISO 9001の認証を維持し、その枠組みのもとで質の高い医療の提供を目指すとともに、数多くの医師・看護師・医療専門職を育成してきました。しかしながら、ISO 9001は産業界を中心に設計された規格であり、医療現場におけるリスク管理や患者参加、チーム医療といった要素を十分に反映できていない側面がありました。
そのため、より医療の実態に即した包括的な基準として登場したISO 7101の意義は非常に大きく、当院にとっても次なる品質進化の礎となるものと考え、ISO 9001からの切り替えを目指しました。

【医療法人鉄蕉会　理事長　亀田隆明】
江戸時代までルーツをさかのぼる亀田総合病院は、常に地域とともに歩み、医療と教育の発展に尽力してまいりました。「Local & Global」という理念のもと、地域に根ざしながらも世界水準の医療を追求しています。ISO 7101認証の取得は、その品質への姿勢を国際的に証明するものです。今後も安全で高品質な医療の提供を通じ、地域社会と世界の双方に貢献してまいります。

【亀田総合病院　院長　亀田俊明】
ISO 7101の認証取得は、当院の品質マネジメントを次の段階へ進めるものです。900床規模の急性期医療を担ううえで、日々の診療を安全に、そして確実に行うことが最も重要です。ISO 7101は、そのための仕組みを組織全体で共有し、改善を続けるための有効な枠組みと考えています。これからも、地域の皆さまに信頼される医療を実現できるよう、職員一同で取り組みを続けてまいります。

【亀田総合病院　品質管理部 部長　アントニオ・シルバ・ペレス】
医療法人鉄蕉会の中核には“品質”があります。当院は初めてISO 9001認証を受けた1999年から26年にわたり、BSIを品質向上の重要なパートナーとして位置づけ、共に歩んできました。認証審査は第三者からの公正な目線で当院の活動を振り返る行為であり、私たちはそのプロセスを通じて品質を大切にする文化をさらに磨き続けています。

医療法人鉄蕉会 亀田総合病院は、「Local & Global」をスローガンに掲げ、地域医療の中核を担いながら、国際水準の医療体制を整備しています。日本で初めてJCI認証やACGME-I認証を取得し、さらに Newsweek 誌が毎年発表する「World's Best Hospitals 2025（世界の優れた病院ランキング）」においても、日本国内ランキングで6年連続TOP5に入るなど、医療の質と安全性のさらなる向上に挑戦し続けています。 [URL：https://www.kameda.com/]

BSIは、ビジネス改善と標準化を推進する機関です。設立から120年以上にわたり、組織や社会にポジティブな影響をもたらし、信頼を築き、人々の暮らしを向上させてきました。 BSIグループジャパンは、1999年に設立されたBSIの日本法人です。情報セキュリティをはじめとする各種マネジメントシステムの認証、医療機器の認証、製品試験・製品認証、および研修サービスの提供を主業務としています。また、規格開発のサポートを含め規格に関する幅広いサービスを提供しています。 [URL：https://www.bsigroup.com/ja-JP/]