人間ドック 大腸CT検査について

大腸CT検査について

新型のマルチスライスCTを利用した新しい大腸の精密検査法

大腸内視鏡検査のように内視鏡を挿入したり注腸造影検査のように肛門からバリウムを注入したり頻回の体位変換を必要としない、新しい検査方法で短時間に楽に大腸を高い精度で検査することが可能です。
この新しい検査を亀田メディカルセンターでは、人間ドックのスクリーニング検査としてすでに3,000名以上(2013年5月現在)の方に世界最新レベルでご提供しております。

大腸CT検査について

大腸CTは2通りの方法でお受けいただくことができます。

検査コースのご案内

人間ドックオプション ¥33,000(税込)

標準ドックのオプションとして、大腸CTをお受けいただくコースです。
全身をくまなくチェックしたい方におすすめです。

  • 標準コース(¥58,300)、いきいきレディースコース(¥36,000)のオプションとして追加します。

大腸CT検査の方法と流れ

1. 撮影前

前日もしくは当日にお薬(下剤や腸管洗浄剤など)を飲み大腸の中をきれいにします。
専用の検査着に着替えます。

2. 撮影

CTの寝台に横になり、お尻から細いカテーテルを入れ炭酸ガスを注入していきます。
大腸全体にガスが行き渡ったら撮影開始します。
正確な診断をするために、2体位で撮影をします。
検査時間(CT室に入っている時間)は約10~15分で終了となります。

3. 撮影後

お尻から入れた炭酸ガスは空気の100倍以上早く体内に吸収されますので、検査後お腹の張りは急速に減少します。

腸管洗浄剤の飲み方

1. 当日準備(通常量)

調べることができる臓器 大腸
大腸内視鏡検査と同様に、ご来院いただいてからクリニックで通常量の腸管洗浄剤2000mLをお飲みいただく方法です。
長所 洗浄効果が高いためにより正確な検査が可能です。前日まで食事や日常生活の制限がありません。
短所 洗腸液を飲むために2時間程度を要します。
当日準備(通常量)コースによる大腸CTの診断精度(6ミリ以上のポリープの患者毎精度)
感度 特異度 陽性的中率 陰性的中率
97 (100-74)% 92 (98-75)% 88 (97-64)% 98 (100-83)%
  • カッコ内は95%信頼区間。出典は、Nagata et al. Full-laxative vs. Minimum-laxative fecal-tagging CT colonography using 64-detector-row CT: Prospective blinded comparison of diagnostic performance, tagging quality, and patient acceptance. Acad Radiol 2009;16:780-789.
  • ペグシー法は、臨床試験Japanese National CT colonography Trial(JANCT)におきまして有効な腸管前処置方法として唯一採用されました。

2. 前日・ご自宅準備(減量)

調べることができる臓器 大腸
検査前日、通常通りに仕事や生活をしながら、午前~午後に約500mL、夕食後に約200mLの洗腸液をお飲みいただく方法です。
内服量は多少変更になることがありますので、あらかじめご了承ください。
前々日に補助的に作用の弱い下剤をお飲みいただくこともございます。
長所 多量の洗腸液や下剤を飲むのが苦手な人におすすめです。当日コースに比べると病院の滞在時間が少なくて済みます。検査前日は多少の食事制限はありますが、検査食を食べる必要はありません。
短所 洗腸液が少ないため強い排便感はなく、仕事や日常生活を制限する必要はありません。しかし、腸管洗浄剤を飲んだ後に満員電車に乗るなどトイレを思うように利用できないような状況はお避けください。
ご注意 検査の前々日にお薬をご指定いただいた住所にお届けします。そのため、お申し込みは1週間前までにお願いいたします。また、確実に受け取れる住所・時間帯を予約時に必ずお知らせください。
  • 本コースの腸管前処置法は、下記で報告されています。
  • また、多施設共同臨床試験「UMIN 6665」も実施されています。

永田、光島ほか:大腸3D-CTにおける低用量腸管前処置法 -臨床応用を検討したpreliminary study-. 日消がん検診誌 2012; 50:508-19.

多施設共同臨床試験「UMIN 6665」

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