診療科・部門紹介 女性のためのこう門おつうじ外来
診療内容
毎週金曜日に「女性のためのこう門・おつうじ外来」を開いています。
これは女性の方に気兼ねなく相談に来ていただきたく考えました。待合室は女性専用ブースを使用しておりますので男性の目を気にする必要はありません。
診察を担当させていただくのは日本大腸肛門病学会の指導医の資格をもつ女性医師です。女性同士ですので安心して悩みを話していただければと思っております。
この外来では女性特有の疾患、骨盤臓器脱の一つであり排便に影響を及ぼす直腸瘤や小腸瘤、分娩後の便失禁や排便困難に対応しています。ご予約なさる時に「女性のためのこう門・おつうじ外来」または「金曜日の女性専門外来」と一言沿えていただけますと助かります。
出産~出産後5年までの便失禁、便秘、尿失禁、腟まわりの下垂感等には、「産後骨盤トラブル外来」がおススメです。
これは女性の方に気兼ねなく相談に来ていただきたく考えました。待合室は女性専用ブースを使用しておりますので男性の目を気にする必要はありません。
診察を担当させていただくのは日本大腸肛門病学会の指導医の資格をもつ女性医師です。女性同士ですので安心して悩みを話していただければと思っております。
この外来では女性特有の疾患、骨盤臓器脱の一つであり排便に影響を及ぼす直腸瘤や小腸瘤、分娩後の便失禁や排便困難に対応しています。ご予約なさる時に「女性のためのこう門・おつうじ外来」または「金曜日の女性専門外来」と一言沿えていただけますと助かります。
出産~出産後5年までの便失禁、便秘、尿失禁、腟まわりの下垂感等には、「産後骨盤トラブル外来」がおススメです。
診療関連トピックス
対象疾患
1.三大痔疾患
痔核:痔核が小さい場合は、排便習慣の改善や坐剤、外来でのパオスクレーによる硬化療法などで症状改善が期待できます。排便の度に脱出し手で戻す3度の痔核、常時脱出している4度の痔核に対しては結紮切除手術、硬化療法の一つであるALTA療法を行っています。
裂肛:排便習慣の改善、薬や食事療法による硬い便を軟便化させることで多くの方で症状の改善がみられます。強度の肛門狭窄や痔核や肛門ポリープが原因となって難治性の裂肛となっている場合は手術の適応となります。肛門狭窄に対しては内肛門括約筋側方切開術、Sliding Skin Graftを行い、痔核や肛門ポリープに随伴する裂肛には結紮切除術を行います。
痔瘻:持続する排膿や腫れを繰り返す場合に手術を行います。通常の診察だけでなく、3D肛門管超音波装置、MRIなど最新の画像検査機器を使用して的確に痔瘻を評価し、根治と肛門機能温存という相反する目標を追求しております。比較的よく見られる低位筋間痔瘻では瘻管の深さ、炎症の程度に応じて切開開放術、シートン法、括約筋温存手術を選択していきます。膿瘍腔(ウミが主にたまる場所)が肛門の深くにある深部痔瘻(座骨直腸窩痔瘻、骨盤直腸窩痔瘻)に対しては、できるだけ括約筋の損傷を防ぐ肛門保護法を選択しています。
2.直腸脱
肛門から腸が大きくでてくる病気である直腸脱は、症状は直腸の脱出だけでなく、便のもれや排便困難、便や粘液などによる下着の汚れなども伴います。手術はお体の状態に応じて肛門側から手術する方法、またはお腹から手術する方法を選択しています。
最近は腹腔鏡下直腸固定術というお腹の傷が小さくすむ方法を積極的に行っており、入院期間は通常3日間です。
3.出産後に起こる肛門のトラブルや便秘、便もれ
出産は女性にとって体の筋肉やホルモンバランスなどの変化が激しいため、おしりや便通にもトラブルを抱える方を多く見られます。現在、直腸肛門外来は女性医師で行っていますので、安心してご相談していただければと思います。特に京橋クリニックでは分娩後に起こる便失禁については超音波を使っての肛門括約筋や肛門挙筋損傷のチェック、栄養師による食事指導、理学療法士による骨盤底筋群トレーニングを受ける事ができます。
4.便秘
厚生労働省の2013年国民生活基礎調査によると便秘を訴える女性は20才を超えると徐々に多くなり、70才以上では10人に1人となっています。京橋クリニックでは便秘に対して以下の取り組みを行っています。
・大腸通過時間検査(ジッツマーク検査)
・食事内容調査と栄養相談
・経会陰超音波による直腸瘤や小腸瘤のチェック
・来院時使用している下剤が適正かどうかのチェックやアドバイス
直腸性便秘を疑う方へは、本院:亀田クリニックで排便造影検査をご案内しています。骨盤底筋の動きが原因の便秘(アニスムス)の場合には、バイオフィードバック訓練を行っています。バイオフィードバックとは、肛門部に筋電図計をつけ筋肉の動きをモニターに写して認識を深めながら行う理学療法の一種です。
5.便失禁
排便を自分でコントロールできずに、気づかぬうちに便で下着がよごれてしまう、または便意の我慢ができずトイレまで間に合わずに漏れてしまうことを便失禁といいます。
便失禁の原因として、加齢による筋力低下、分娩時に生じた肛門括約筋損傷、過敏性腸症候群、直腸癌術後に伴う症状などがあります。亀田京橋クリニックでは、肛門内圧検査、直腸感覚検査、肛門管超音波検査を受ける事ができます。治療は、当院では薬だけでなく栄養士による食事指導、骨盤底筋体操、バイオフィードバックを提供でき、患者様のライフスタイルに応じて選択できるようサポートいたします。
外科的治療法としては、分娩による肛門括約筋損傷に対しては肛門括約筋形成術があります。2014年4月からは従来の治療に無効な場合に対して仙骨神経刺激療法が保険適応となり当院で行っています。
痔核:痔核が小さい場合は、排便習慣の改善や坐剤、外来でのパオスクレーによる硬化療法などで症状改善が期待できます。排便の度に脱出し手で戻す3度の痔核、常時脱出している4度の痔核に対しては結紮切除手術、硬化療法の一つであるALTA療法を行っています。
裂肛:排便習慣の改善、薬や食事療法による硬い便を軟便化させることで多くの方で症状の改善がみられます。強度の肛門狭窄や痔核や肛門ポリープが原因となって難治性の裂肛となっている場合は手術の適応となります。肛門狭窄に対しては内肛門括約筋側方切開術、Sliding Skin Graftを行い、痔核や肛門ポリープに随伴する裂肛には結紮切除術を行います。
痔瘻:持続する排膿や腫れを繰り返す場合に手術を行います。通常の診察だけでなく、3D肛門管超音波装置、MRIなど最新の画像検査機器を使用して的確に痔瘻を評価し、根治と肛門機能温存という相反する目標を追求しております。比較的よく見られる低位筋間痔瘻では瘻管の深さ、炎症の程度に応じて切開開放術、シートン法、括約筋温存手術を選択していきます。膿瘍腔(ウミが主にたまる場所)が肛門の深くにある深部痔瘻(座骨直腸窩痔瘻、骨盤直腸窩痔瘻)に対しては、できるだけ括約筋の損傷を防ぐ肛門保護法を選択しています。
2.直腸脱
肛門から腸が大きくでてくる病気である直腸脱は、症状は直腸の脱出だけでなく、便のもれや排便困難、便や粘液などによる下着の汚れなども伴います。手術はお体の状態に応じて肛門側から手術する方法、またはお腹から手術する方法を選択しています。
最近は腹腔鏡下直腸固定術というお腹の傷が小さくすむ方法を積極的に行っており、入院期間は通常3日間です。
3.出産後に起こる肛門のトラブルや便秘、便もれ
出産は女性にとって体の筋肉やホルモンバランスなどの変化が激しいため、おしりや便通にもトラブルを抱える方を多く見られます。現在、直腸肛門外来は女性医師で行っていますので、安心してご相談していただければと思います。特に京橋クリニックでは分娩後に起こる便失禁については超音波を使っての肛門括約筋や肛門挙筋損傷のチェック、栄養師による食事指導、理学療法士による骨盤底筋群トレーニングを受ける事ができます。
4.便秘
厚生労働省の2013年国民生活基礎調査によると便秘を訴える女性は20才を超えると徐々に多くなり、70才以上では10人に1人となっています。京橋クリニックでは便秘に対して以下の取り組みを行っています。
・大腸通過時間検査(ジッツマーク検査)
・食事内容調査と栄養相談
・経会陰超音波による直腸瘤や小腸瘤のチェック
・来院時使用している下剤が適正かどうかのチェックやアドバイス
直腸性便秘を疑う方へは、本院:亀田クリニックで排便造影検査をご案内しています。骨盤底筋の動きが原因の便秘(アニスムス)の場合には、バイオフィードバック訓練を行っています。バイオフィードバックとは、肛門部に筋電図計をつけ筋肉の動きをモニターに写して認識を深めながら行う理学療法の一種です。
5.便失禁
排便を自分でコントロールできずに、気づかぬうちに便で下着がよごれてしまう、または便意の我慢ができずトイレまで間に合わずに漏れてしまうことを便失禁といいます。
便失禁の原因として、加齢による筋力低下、分娩時に生じた肛門括約筋損傷、過敏性腸症候群、直腸癌術後に伴う症状などがあります。亀田京橋クリニックでは、肛門内圧検査、直腸感覚検査、肛門管超音波検査を受ける事ができます。治療は、当院では薬だけでなく栄養士による食事指導、骨盤底筋体操、バイオフィードバックを提供でき、患者様のライフスタイルに応じて選択できるようサポートいたします。
外科的治療法としては、分娩による肛門括約筋損傷に対しては肛門括約筋形成術があります。2014年4月からは従来の治療に無効な場合に対して仙骨神経刺激療法が保険適応となり当院で行っています。
診療実績
直腸肛門外科外来患者数 : 1,220名
(2021年度実績)
(2021年度実績)
手術の必要な場合は鴨川の本院で行っております。
参考:亀田メディカルセンター(本院)
参考:亀田メディカルセンター(本院)
症例 | 2013年 | 2014年 | 2015年 |
---|---|---|---|
痔核 | 130例 | 100例 | 114例 |
裂肛 | 12例 | 9例 | 8例 |
痔瘻 | 37例 | 25例 | 42例 |
肛門ポリープ | 11例 | 13例 | 12例 |
直腸脱 | 30例 | 39例 | 35例 |
(うち腹腔鏡下) | 26例 | 35例 | 31例 |
直腸瘤 | 11例 | 1例 | 11例 |
その他 |
35例 |
20例 | 14例 |
合計 | 266例 | 207例 | 236例 |
担当医表
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