人間ドック 女性医師が考えた、女性のためのオプション ティアラのご案内
揺れ動く女性の体のことを知り、適切に対処することでいつまでも輝きを失わない私へ
閉経の時期を挟んだ前後10年間で女性ホルモンの分泌は揺れ動きながら減少します。
亀田京橋クリニックでは、閉経の時期を挟んだ前後10年間をティアラ期と呼んでいます。
この時期を更年期と言いますが、更年期はからだが新しいバランスをとりながら、さらに数十年の人生を生きてゆくための準備期間です。
しかしこの準備期間中は女性の多くがさまざまな心身の変化や不調を自覚しやすくなります。
更年期症状のほか、見た目の変化、さらには骨・心臓や血管、脂質・糖質代謝の病気のリスクが上がると言われています。
多くの女性にとって憂鬱な時期ではありますが、私たちはこの時期こそ、ご自身のからだを見つめる最適な時期と考えています。この時期に起こる変化をポジティブに受け止めて上手に乗り越えることが素敵に年を重ねていく大切なポイントです。
皆さまがさらに輝けることを目指し、亀田京橋クリニックの女性医師が『自分も受けたい』を基準にオプションをご用意しました。
標準コース、プラチナがんドックに追加することができます。
検査項目
骨密度と骨代謝
閉経や加齢により骨密度は低下します。将来の寝たきりの原因にもなりやすい骨折リスクを防ぐために骨密度低下の早期発見・早期治療が大切です。
- total P1NP(I型プロコラーゲンNプロペプチド検査)
- PTH(パラトルモン)
- TRACP-5b(骨吸収マーカー)
- 骨密度検査(超音波)
- 血液検査が主体
卵巣機能(AMHはオプション、11,000円税込み)
女性ホルモンとも呼ばれるエストロゲンは年齢とともに低下します。更年期症状とホルモン値をチェックし治療導入の参考にします。
AMHはご自身の卵子の数を調べる検査です。
- E2(エストロゲン検査)
- FSH(卵胞刺激ホルモン検査)
- AMH(抗ミュラー菅ホルモン検査)
- いずれも血液検査
血管年齢
エストロゲンが減少すると動脈硬化になりやすくなります。今の血管の状態をチェックすることをお勧めします。
- ABI(動脈硬化検査)
- CAVI(血管年齢検査)
- 血圧と脈波を測定
体内ビタミンと微量金属
カルシウムとビタミンD、ビタミンKは骨のゴールデントライアングルです。
マグネシウムはホルモン分泌を促して骨の健康維持に大切な役割をします。ご自身の体内ビタミンを調べて毎日の食事に適切に取り入れてください。
- ビタミンD
- オステオカルシン(ビタミンKが低下しているか推測できます)
- マグネシウム
- いずれも血液検査
亜鉛
抗酸化作用、免疫力の向上、アンチエイジングの働きがあります。体内で作りだすことが出来ないため食事から摂取する必要があります。亜鉛不足にならないよう気をつけましょう。
- 亜鉛
- 血液検査
自己抗体検査(オプション、4,400円税込み)
女性に一度は受けていただきたい検査です。関節リウマチや膠原病等自己免疫疾患と呼ばれる一連の病気では自己抗体が出現します。関節痛や朝の手のこわばりなど気になる症状がある方に、特におすすめします。
- リウマチ因子
- 抗核抗体
- いずれも血液検査
その他気になることなどございましたら、遠慮なく医師にご相談ください。
ティアラオプション誕生まで
年齢を重ねることは、これまで頑張って生きてきたことの証。
それなのにこれからはただ老いていくと諦めていませんか?
私たちの少し先を歩く、人生の先輩の皆さまにはいつまでも元気で若々しく、欲張りな人生を送っていただきたいと思います。
オードリー・ヘップバーンやカトリーヌ・ドヌーヴが、いつも颯爽と前を向き、格好よく人生を送る姿は本当に素敵で勇気さえもらえます。
素敵に年を重ねるために私たちが特に注目するのは、骨粗しょう症の存在を早くみつけて適切に対応することです。骨粗しょう症は単なる老化ではありません。骨代謝に異常が起こり骨折しやすい状態をいいます。しかも骨粗しょう症は高齢者のみではなく、若い人もかかる病気です。以前は骨粗しょう症は老化だから・・とあきらめていたかも知れませんが、最近では多くの薬剤が開発されました。予防や治療が可能な時代となりました。まずはご自身の状態を知ることから始めましょう。
また更年期症状も我慢する時代ではありません。漢方薬やホルモン補充療法もぜひ気軽にご相談いただける機会となれば嬉しいです。