人間ドック 網膜黄斑断層検査のご案内

大切な視覚のために

眼は大切な感覚器で、外界から得る情報の80%は視覚からと言われています。
あたりまえの日常生活も、また人間の思考や創造も視覚によって支えられています。
印象派の巨匠「モネ」は晩年、光を求めて苦悩した日々を送ったと言われています。

従来の眼底検査との違い

眼底とは主に網膜のことを言います。網膜は光を感知する視細胞が密集する薄い膜です。
従来の眼底検査は網膜の表面構造をみるもので、『視神経乳頭』と『高血圧や糖尿病による血管の障害』を観察することを主とした検査でした。
今回導入するのは眼底の精密検査です。その中でも網膜の最も大切な黄斑部にフォーカスした断層検査です。
黄斑は視力や色覚の細胞が集中しています。直径2mmの狭い領域ですが、視覚情報の9割以上の機能がここにあります。そのため、黄斑に異常が発生すると重篤な障害が起こることになります。最近増加している加齢黄斑変性は、欧米では成人の失明原因のトップ、日本でも3番目となっています。1~2年に1回の検査をお勧め致します。

早期発見が期待される疾患:加齢黄斑変性・糖尿病黄斑症・黄斑円孔

通常の眼底検査と同時に撮影しますので、眼への負担はありません。

お勧めする方

  • 最近、新聞や本の文字が読みにくくなった
  • 目が疲れやすい
  • パソコンを長時間使う方
  • 遠視や強度の近視がある

白内障・硝子体混濁・瞳孔縮小の方は、画像描出が不良となることがあり、正しく判定ができない場合がございます。

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