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前回は、外来受診中に大規模地震・津波が発生した場合を想定して、とるべき行動などをご紹介しました。
今号では、台風・豪雨災害へ備えをご紹介します。
災害に備える もし外来受診中に地震・津波が発生したら台風・豪雨災害に備える

《日頃から準備できること》
治療に関すること

人工呼吸器や胃ろうなど医療的ケアを必要とする方や在宅酸素療法を実施している方、人工透析をしている方、慢性疾患でおかかりの方などは、あらかじめ災害時の対応について主治医と確認をしておきましょう。
その他、糖尿病や腎臓病、食物アレルギーなど、病気のために食事療法を行っている方は、治療用の特殊食品を多めに用意しておきましょう。また電気を使う医療機器が停電時も使えるようにガソリン式発電機・蓄電池・車からの給電など電源確保の方法も考えておくことが大切です。
その他、糖尿病や腎臓病、食物アレルギーなど、病気のために食事療法を行っている方は、治療用の特殊食品を多めに用意しておきましょう。また電気を使う医療機器が停電時も使えるようにガソリン式発電機・蓄電池・車からの給電など電源確保の方法も考えておくことが大切です。
薬剤や医療物品に関すること

服用中の薬や治療に必要な医療物品は、緊急時にすぐに持ち出せるようまとめて準備しておきましょう。疾患によっては、薬の中断による体への影響が大きいものがあります。ご自身の飲んでいる薬は中断すると体にどのような影響があるのか、主治医や薬剤師に確認し、常に手もとに1週間分が残るよう計画的な受診を心がけましょう。
また、大規模災害などで受診が困難な場合、おくすり手帳やアプリ(電子版おくすり手帳、医療情報管理アプリ「NOBORI」※)でいつも飲んでいる薬を確認できれば、避難所などで災害処方箋が発行される場合があります。そのほかスマホで薬や処方箋、薬を包装しているPTPシート(使用済み)などの写真を撮影し、画像保存しておくことも有効です。
※1年以上前の情報を閲覧するにはNOBORI定額購入への登録が必要です。
また、大規模災害などで受診が困難な場合、おくすり手帳やアプリ(電子版おくすり手帳、医療情報管理アプリ「NOBORI」※)でいつも飲んでいる薬を確認できれば、避難所などで災害処方箋が発行される場合があります。そのほかスマホで薬や処方箋、薬を包装しているPTPシート(使用済み)などの写真を撮影し、画像保存しておくことも有効です。
※1年以上前の情報を閲覧するにはNOBORI定額購入への登録が必要です。
避難に関すること

自治体が定める自宅近くの避難所の場所と避難所までの移動手段(歩いて行けるか、人の助けが必要か)を確認しましょう。実際に避難所に行ってみることが大切です。一人で避難することが心配な方は近所の方と日頃より連絡を取り合って、避難する時には手伝ってもらいましょう。また、お住いの自治体に相談し「避難行動要支援者名簿」に登録しましょう。
早めの避難で命を守る

南房総は高齢者が多い地域です。一人で頑張るのではなく、近所の方や市の職員などの協力を得て、命を守るようにしましょう。