お知らせ 災害に備える もし外来受診中に地震・津波が発生したら

国土を海と山に囲まれ、水資源が豊富な日本列島は豊かな自然に恵まれた一方で、昔から災害と隣り合わせで暮らしてきました。
全世界で起こるマグニチュード6.0以上の大きな地震の2割が日本で起きており、今後30年間に70%の確率で首都直下型地震や南海トラフ地震など巨大地震の発生が予測されています。
今回・次回の2回にわたって、「災害に備える」と題して災害対策についてご紹介します。

災害に備える 台風や豪雨の時にとるべき行動

地震・津波に備える

診察時間内に大規模地震が発生した場合、受診患者さまや付き添いのご家族、その他来訪者、職員など大勢がクリニックで被災する可能性があります。津波やライフラインの途絶、避難中の転倒やケガなど二次災害が発生する危険があります。慌てず冷静に、職員の指示や館内放送に従って行動してください。

地震発生時にとるべき行動

・頭部を保護し、揺れに備えて安全な姿勢をとる
・つり下がっている照明などの下から退避する
・慌てて出口や階段に殺到しない

《こんな時どうする!?》

エレベーター・エスカレーターに乗っていたら…

揺れを感じると自動的に最寄階に停止しドアが開くので停まった階で降ります。※
もし、閉じ込められた場合は、非常用呼び出しボタンやインターホンを使って外部に連絡してください。
また、エスカレーターに乗っているときに地震が起こると、急ブレーキがかかって転倒する可能性があります。普段から必ず手すりにつかまる習慣をつけておきましょう。
  • 閉じ込めを抑止する地震時管制運転装置のないエレベーターでは、すぐに全ての階のボタンを押すようにしてください。

トイレにいたら…

大きな揺れでドアが変形してしまうと閉じ込められてしまう危険性があります。トイレで強い揺れに襲われたら、ドアを開けて避難経路を確保してください。

津波警報が発令されたら…

津波警報の種類と建物の高さを考慮し、階上へ避難していただきます。例えば、南海トラフ地震では最大11mの津波が千葉県で想定されているため、1~3階にいる方が階上避難の対象となります。
職員が各フロア、エリアごとに定められた避難経路で順番に避難誘導いたします。移動中の転倒やケガを防止するため、歩行に不安のある方は決して無理をせず、職員へお声がけください。

帰宅困難者等の対応

鴨川市は南東を海に面し、北東から南西部を取り囲むように山間部が広がっています。また、主要幹線道路が地すべりや山腹崩壊の想定地域にあるため、大きな地震が発生した場合は土砂崩れなどで主要幹線道路が使用不能となり、“陸の孤島”となる可能性があります。また、公共交通機関の運行休止や津波被害等により、帰宅困難者の発生が予測されます。
外来受診者、来館者、職員等が自宅に帰ることが困難となった場合は、院内災害対策本部の指示のもと、帰宅困難者の受入スペースの準備を行います。受入スペースはG棟の災害時受入室を優先して使用する計画です。

災害に備える 台風や豪雨の時にとるべき行動
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