診療科・部門紹介 高気圧酸素治療外来

診療内容

減圧障害・一酸化炭素中毒の急性期は救急対応とし、発症1週間を過ぎた場合は毎週月・水曜日の外来で対応致します。
当外来で使用している問診票(減圧障害・潜函病に対しての問診票)をダウンロードし、あらかじめ記入して来院されることをお勧めします。

高気圧酸素治療を受ける患者さまへ
1. 高気圧酸素治療とは?

治療装置内を2.0気圧~2.8気圧まで加圧し(水中約10m~18mと同等の環境)、そこで100%酸素をマスクで吸うことにより、たくさんの酸素を体内に取り込んでもらう治療です。
標準の治療時間は開始から終了まで90分~130分間です。減圧症(潜函病)では、これよりも長い治療時間となり病態に合わせて治療が行なわれます。

2. 治療で入るタンクってどんなもの?
治療装置は最大4人まで入ることができます。空気によって加圧されます。装置内は明るく、テレビ鑑賞などによりリラックスした状態で治療が受けられます。
治療中は患者さまの状態を常時確認しておりますのでご安心ください。装置内に下がっているマイクを通していつでも医師や技士との会話が可能です。

3. 治療中の服装、持ち込みについて
治療には100%酸素を使用するため、発火源となる静電気の発生や火災等を防ぐ目的で、治療時の服装や持ち込みを制限しております。
治療前に高気圧酸素治療室で用意した専用の治療衣に着替えて頂きます(下着以外全て)。また、財布や装飾品等(指輪、イヤリング、ピアス、入れ歯、コンタクトレンズなど)も外して頂き、全てロッカーに入れてください。
装置内への所持品の持ち込みは次に挙げる物を禁止しております。
【発火源となるもの】カイロ(使い捨て含む)、ライター、マッチなど
【圧力で壊れるもの】携帯電話、補聴器、時計、電子鍵、万年筆・ボールペンなど
※ 可燃物は最小限としますので、紙・本などを持ち込む場合にはお知らせください。

4. 治療の流れは?
1.治療の説明、症状の確認、耳抜きの説明を行います。※初回のみ
2.更衣室で着替えてください。※治療前に必ずトイレを済ませておいてください。
3.血圧測定を行ってください。※外来のみ
4.臨床工学技士が服装、持ち物を確認します。
5.治療装置に入りマスクを装着してから、治療を開始します。
6.治療終了後、治療装置内から出て副作用(頭痛、歯痛、吐気、耳鳴)が無いか確認して治療は終了です。

5. 「耳抜き」とは?
治療中、特に圧力が上がったり、下がったりするときに耳が痛くなるときがあります。
そのときは次のような方法で耳抜きを行ってください。
1 .唾液を飲み込む。
2 .舌の付け根を下げて喉の奥を広げるような動作を繰り返す。
3 .大きく口を開ける動作を繰り返す。
4 .鼻をつまんで、鼻をかむように息を鼻から出すようにする。
※ 治療前にも技士が耳抜きの方法を説明いたします。
※ 決して無理をせず、耳抜きができない場合には耳が痛くなる前にお知らせください。


亀田ニュース連載(2015.8/15~):こんなところに効く 高気圧酸素治療(準備中)

診療関連トピックス

担当医表

担当医表や休診情報がご確認頂けます。
担当医表

スタッフ紹介

診療科・部門紹介 へ戻る
ページトップに戻る