診療科・部門紹介 形成・美容外科

診療内容

形成外科では、体表面の様々な疾患に対応いたします。当院の特徴として、皮膚がんが多いことが挙げられます。近年では社会の高齢化にともなう疾患として、眼瞼下垂症や難治性潰瘍なども増加しています。当科で扱う主な対象疾患は以下の通りです。 

先天異常 
生まれつきの体表面の形成異常(主に唇裂・口蓋裂、耳介、手足などの形成不全)に対する手術。範囲の大きいあざ(血管腫や太田母斑)に対するレーザー治療は全身麻酔で行うこともあります。 

皮膚腫瘍外科 
良性、悪性の腫瘍(できもの)の切除。悪性の場合には放射線や化学療法を追加することがあります。 

再建外科 
乳房再建や頭頚部がん切除後の再建手術では、主に顕微鏡で血管吻合する遊離皮弁術を行います。外傷や手術後の難治性潰瘍、糖尿病性足病変に対する治療では局所陰圧閉鎖療法(negative pressure wound therapy)を併用することで手術の負担を減らします。 

外傷 
顔面骨骨折や皮膚軟部組織の損傷に対する手術。広範囲熱傷治療では救急科と協力して治療します。 

美容に関する治療 
しみ、あざに対するレーザー治療、光治療機器(IPL)を用いた脱毛治療、ピアス、二重瞼の手術など(自費治療の料金表を参照してください)。 
※治療料金に消費税8%(※10/1~ 10%)が別途かかります。

【自費治療料金表】
IPL (Intense Pulsed Light)治療料金表
 
◇脱毛
  1回目 1クール(5回)
両脇 10,000円 45,000円
両前腕(上腕) 20,000円 90,000円
両下腿 30,000円 135,000円
10,000円 45,000円
両手背 3,000円 13,500円
ビキニライン 15,000円 67,500円
 
◇美容皮膚治療(顔)
1回目 1クール(5回)
12,000円 54,000円
 
形成外科自費料金表  (2016.8.1改訂)
【重瞼形成(埋没法)】
片側 40,000円
両側 80,000円
 
【重瞼形成(小切開法)】
片側 50,000円
両側 100,000円
 
【色素レーザー 、Qスイッチレーザー (しみ、癒痕、老人性血管腫など)】
テスト照射 7,000円
本照射 1,000円/発
 
【ピアス】
ピアス(2箇所まで) 10,000円
 
【爪のケア】
専用器機による爪ケア複雑 3,000円/1趾
専用器機による爪ケア単純 1,000円/1趾
陥入爪クリップ 5,300円
陥入爪ワイヤー 3,800円
 
【傷跡を縫い直す手術】
単純なもの
(3cmまで30000円以後+1cmごとに10000円)
10,000円/cm
複雑なもの
(3cmまで45000円以後+1cmごとに15000円)
15,000円/cm
 
【基本料等】全ての診療に基本料が別途必要です。
自費初診料 2,820円
自費再診料 1,300円
自費予約料 500円
(更新日:2018.2.10)

診療関連トピックス

対象疾患

1.熱傷
2.顔面の骨折およびけが
3.唇裂・口蓋裂
4.手・足の先天異常、外傷
5.その他の先天異常

  ・先天性眼瞼下垂症
  ・耳介の異常(小耳症・副耳・耳垂裂・耳(前)瘻孔、埋没耳)
  ・副乳
  ・臍突出症、臍ヘルニア
6.ほくろ・あざ・おでき(良性腫瘍)
  ・母斑
  ・単純性血管腫
  ・苺状血管腫
  ・脂肪腫
  ・粉瘤
7.悪性腫瘍およびそれに関連する再建
  ・有棘細胞癌
  ・基底細胞癌
  ・悪性黒色腫
  ・乳房外パジェット病
  ・頭頚部再建
  ・乳房再建
8.瘢痕、瘢痕拘縮、肥厚性瘢痕、ケロイド
9.褥瘡、難治性潰瘍
10.美容外科

  ・ピアス
  ・シミ
  ・二重瞼(埋没法、切開法)
  ・脱毛
11.その他
  ・顔面神経麻痺
  ・リンパ浮腫
  ・眼瞼下垂症
  ・毛巣洞
  ・陥入爪
  ・腹壁瘢痕ヘルニア
  ・腋臭症
  ・目瞼けいれん
  ・陥没乳頭
  ・腋窩多汗症

診療実績

外来延べ患者数 9,425名
入院延べ患者数 4,572名
(2022年度実績)
疾患別症例数(2023年度実績)
  件数
皮膚の悪性黒色腫 5
皮膚のその他の悪性新生物<腫瘍> 73
非ろ<濾>胞性リンパ腫 2
非ホジキン<non-Hodgkin>リンパ腫のその他及び詳細不明の型 6
皮膚の上皮内癌 7
良性脂肪細胞性新生物<腫瘍>(脂肪腫を含む) 26
血管腫及びリンパ管腫,全ての部位 5
メラニン細胞性母斑 5
皮膚のその他の良性新生物<腫瘍> 13
その他及び部位不明の性状不詳又は不明の新生物<腫瘍> 15
眼瞼のその他の障害 37
動脈の塞栓症及び血栓症 9
腹壁ヘルニア 2
蜂巣炎<蜂窩織炎> 3
皮膚及び皮下組織のその他の局所感染症 2
非電離放射線の慢性曝露による皮膚変化 3
爪の障害 2
皮膚及び皮下組織の毛包のう<嚢>胞 7
アポクリン汗腺の障害 5
皮膚の萎縮性障害 2
皮膚の肥厚性障害 5
下肢の潰瘍,他に分類されないもの 4
滑膜及び腱のその他の障害 4
線維芽細胞性障害 2
骨髄炎 11
顔面及び頚部のその他の先天奇形 3
唇裂を伴う口蓋裂 2
多指<趾>(症) 3
皮膚のその他の先天奇形 2
頭蓋骨及び顔面骨の骨折 26
手首及び手の表在損傷 4
下腿の開放創 2
頭部及び頚部の熱傷及び腐食 2
手首及び手の熱傷及び腐食 2
股関節部及び下肢の熱傷及び腐食,足首及び足を除く 6
多部位の熱傷及び腐食 2
その他 32
  341
年間の麻酔別及び疾患大分類別手術手技数(集計期間:2022年1月1日~12月31日)
  入院 外来
全身麻酔での手技数 368   368
腰麻・伝達麻酔での手技数 40   40
局所麻酔・その他での手技数 199 683 882
入院または全身麻酔の手技数 607
外来での腰麻・伝達麻酔、局所・その他の手技数 683
合計係数 948.5

※件数の条件
・入院手術または全身麻酔手術の手技数の合計が認定施設150以上、教育関連施設80以上であること
・「入院手術または全身麻酔手術1例を係数1.0」、「外来での腰麻・伝達麻酔、局所・その他1例を係数0.5」とした場合の合計係数が認定施設200以上、教育関連施設130以上であること
手術実績(2022年度・2023年度)
  2022 2023 総計
その他(眼瞼下垂など) 16 16
レーザー治療 3   3
外傷 5   5
腫瘍手術 708 687 1395
先天性 1   1
瘢痕、瘢痕拘縮、ケロイド 1   1
褥瘡、難治性潰瘍 9   9
その他 319 329 648
総計 1062 1016 2078

担当医表

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