人間ドックの方 大腸内視鏡検査 さらなる向上のための技術研究実績等
亀田メディカルセンターは最良の検診を皆様のもとに届けられるように、日々技術の向上を目ざしております。ここにある論文はその足跡のひとつであり、大腸内視鏡検査に関連したものです。
執筆論文
光島徹, 大城宏之. 中間長大腸fiberscopeによる大腸内視鏡検診. 消化器集団検診1983; 61: 42-48.
(人間ドックにおける大腸内視鏡検査の有用性についての先駆的検討)
光島徹. Simple total colonoscopyの実際. Gastroenterological Endoscopy 1987; 29: 2897-2901.
(大腸内視鏡の草創期であった頃に報告された前処置、挿入方法、苦痛度などについての検討)
光島徹. 消化器疾患診療機器 下部消化管内視鏡 大腸癌スクリーニング法としての内視鏡の意義. 治療1995; 77: 2004-2008.
(大腸内視鏡の検診利用の施行方法や有効性について、自施設の資料に基づきまとめた報告)
光島 徹, 横田 敏弘, 永谷 京平ほか. 大腸集検の精密検査法して妥当な方法は何か? 注腸X線検査(BE)と全大腸内視鏡検査(TCF)における精度と施行特性の比較検討. 消化器集団検診1999; 87: 65-73.
(便潜血検査の精密検査が大腸バリウム検査が主であった時代に、大腸内視鏡の有効性を提示した研究)
光島 徹, 井熊仁, 山地裕.【老年者の消化器ドック,検診の意義】高齢者に対してtotal colonoscopyによる大腸検診を行うことは妥当か?. 老年消化器病 1999; 11: 141-146.
(60歳以上で初めて大腸内視鏡検査をうけた方において、病変の発見率が高いことを報告した検討)
抱井昌夫, 光島徹. 消化管運動促進剤クエン酸モサプリド併用による経口腸管洗浄液減量の試み. Pharma Medica 1999; 17: 132-133.
(洗腸剤の減量をめざした検討)
山地 裕, 光島 徹.【小さな(大きさ10mm以下)ポリープの取扱い 処置すべきか,フォローアップか】どう扱うか,小さなポリープ 人間ドックにて発見された大腸ポリープの分析. 早期大腸癌 2000; 4: 263-270.
(ポリープを分析し大腸がんの発生率を検討。定期的な大腸内視鏡の有用性を示唆)
和田亮一, 光島徹.【大腸癌診療の実際 臨床研究から実地診療へ】Total Colonoscopyによる大腸癌のスクリーニングの意義. 臨床成人病 2000; 30: 725-730.
(便潜血検査と比較することにより、大腸内視鏡の検診利用における優位性を示した検討)
鷲尾和則, 井熊仁, 斉藤圭治ほか. 全大腸内視鏡検診経年発見癌の特徴. Gastroenterological Endoscopy 2000; 42:1177-1184.
(大腸内視鏡で発見された大腸がんの特徴を分析し、より高精度の検査方法を考察した検討)
光島徹, 山地裕, 和田亮一.【早期大腸癌 最近の話題】内視鏡による早期大腸癌の拾い上げ診断. 臨床消化器内科2003; 18: 287-294.
(発見大腸がんを分析、大腸内視鏡検査は早期の大腸癌発見に優れることを報告)
光島徹, 山地 裕.【内科疾患の予防戦略】消化器疾患の予防戦略 スクリーニングコロノスコピーによる大腸癌予防効果. Medicina 2011; 48: 1164-1167.
(人間ドックの大腸がん内視鏡検査において、初回の場合は2年連続で受けると大腸がん発生が少ない事を報告した検討)
光島徹, 山地裕, 岡田実ほか. 死亡率減少に向けた大腸がん検診のあり方 screening colonoscopy 25年間の経験から. 日本消化器がん検診学会雑誌2011; 49: 415-424.
(亀田グループ人間ドック大腸内視鏡検査の大規模資料から発見された多数の大腸がん資料をもとに、大腸内視鏡検査による検診の有用性を示し内視鏡検査が広く行われるようにまとめた検討)
光島徹. 苦痛の少ない大腸内視鏡検査の工夫. 日本医事新報2013; 4633: 48-50.
(大腸内視鏡検査時の苦痛度を下げてスムーズに行うための挿入方法を紹介)
馬嶋健一郎, 村木洋介. 大腸内視鏡検診における精度管理指標の検討 挿入時間、引き抜き時間、画像枚数の意義. 日本消化器がん検診学会雑誌 2018; 56: 292-301.
(より高い精度の内視鏡を行うには、どのような要素が重要なのかについて検討した報告)
馬嶋 健一郎, 平田信人, 村木洋介. 右側大腸における内視鏡反転観察追加の効果、2回の前方観察との比較 システマティックレビューとメタアナリシス. Gastroenterological Endoscopy2019; 61: 25-35.
(より精度の高い検査を探求するため、右側の大腸における反転を用いた観察方法について世界の研究結果をまとめた検討)
Morikawa T, Kato J, Yamaji Y, et al. A comparison of the immunochemical fecal occult blood test and total colonoscopy in the asymptomatic population. Gastroenterology 2005; 129: 422-428.
(人間ドックの大腸内視鏡結果を用いて、便潜血検査の精度を検証した世界第一規模の研究。権威のある米国予防医学専門委員会(USPSTF)の報告書論文にも科学的根拠として引用されている)
Yamaji Y, Mitsushima T, Ikuma H,et al. Right-side shift of colorectal adenomas with aging. Gastrointest Endosc 2006; 63: 453-458.
(加齢による大腸ポリープ発生部位の特徴を調べた検討)
Morikawa T, Kato J, Yamaji Y. Sensitivity of immunochemical fecal occult blood test to small colorectal adenomas. Am J Gastroenterol 2007; 102 :2259-2264.
(人間ドックの大腸内視鏡結果を用いて、小さなポリープに対する便潜血検査の精度を検証)
など他多数
大腸内視鏡(大腸カメラ)検査について へ戻る