医療関係者の方へ 亀田森の里病院・リハビリテーション室

2024年4月現在、理学療法士22名、作業療法士1名、リハビリ助手3名(言語聴覚士0名)で、地域に根差したより質の高いサービスを提供できるように取り組んでいます。
基本的には、外来・入院・訪問・通所のチームに分かれて業務を進めています。さまざまな病期に対応できる人材育成を目指して、各チームをローテーションすることで経験を積んでいきます。

外来リハビリテーション

<対象>
頚部や腰部の脊椎疾患や変形性関節症、肩・肘・膝などのスポーツ等による外傷・障害が9割。残りは、パーキンソン病、筋萎縮性側索硬化症等の内科系疾患。

<内容>
電気・温熱といった物理療法だけでなく、個別対応にて個々に応じた治療介入・運動指導を行っています。医療の現場では珍しいかもしれませんが、アロマオイルを用いたリハビリテーションも実施しています。他チームとも連携を取りながら、患者様の状態に応じて、入院→外来、外来→通所・訪問といったシームレスな移行も可能です。

入院リハビリテーション

<対象>
整形外科では、四肢や脊柱の骨折、変形性関節症、脊柱管狭窄症等の脊椎疾患、またスポーツ外傷・障害​の運動器疾患が多くみられます。内科で多いのは、誤嚥性肺炎やCOPD等の呼吸器疾患、心不全や消化器疾患等の高齢な方の廃用症候群になります。

<内容>
疾患およびそれに伴う手術や入院治療等による機能低下・活動性低下からの回復そして在宅復帰を目指したリハビリテーションを行います。急性期病棟では機能回復から基本動作の獲得を重点的に、地域包括ケア病床では在宅復帰のために日常生活活動の視点を含めて治療します。退院後の生活に向けて、集団活動や創作活動、患者様によっては認知機能賦活のために脳の活性化を図る取り組みを行っていきます。

訪問リハビリテーション

<対象>
脳卒中後の後遺症、​筋萎縮性側索硬化症や脊髄小脳変性症等の神経難病​、骨折等による整形疾疾患などさまざまです。

<内容>
当院の訪問リハビリテーションは、2005年より開始しています。エリアは、厚木・伊勢原・愛川町で、在宅生活の支援を目的に訪問リハビリテーションを実施しています。
退院後の在宅生活支援、病気等により活動性低下している方への運動の実施と指導、状態変化により在宅生活継続のための環境調整や介助に関するアドバイス、などリハビリテーションに関することについて幅広く対応します。

通所リハビリテーション

<対象>
頚部や腰部の脊椎疾患や変形性関節症、下肢骨折等による手術後の整形疾患やパーキンソン病や脳梗塞等の脳血管疾患に起因した利用者が多いです。

<内容>
当院の通所リハビリテーションは、2018年より開始しています。90分の短時間型通所リハビリテーションで、バイタル測定、スタッフとマンツーマンでのリハビリテーション、マシンを使ったトレーニング、を組み合わせて行います。

教育体制

  • 新入職員には、新入職担当スタッフが教育計画に沿って指導します。
  • 各チームを定期的にローテーションして、さまざまな病期に対応できることを目指します。
  • 院内や地域での症例検討会や勉強会等の参加・発表の機会があります。
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