診療科・部門紹介 放射線室

概要

一般撮影室 骨密度検査 X線TV室 CT室 MRI撮影室
 

一般撮影室

X線によって胸部、腹部、骨などからだの中を平面撮影します。

一般撮影室ではX線をからだに照射して画像にする、いわゆるレントゲン撮影を行っています。現在では機器のデジタル化によって、より短時間で低被ばくの撮影が可能になりました。撮影は専門的な知識や豊富な経験を持った放射線技師が担当します。撮影で使用するx線量はごくわずかなのでX線による健康への影響をご心配される必要はありませんのでご安心ください。

 

骨密度検査

骨の密度(量)を測定し、女性に多い骨粗しょう症の診断・予防に役立てます。

加齢や健康状態によって人の骨の密度(量)は変化します。とくに女性は年齢とともに骨量が減少して骨粗しょう症になりやすく、骨折などの危険性が高くなる傾向にあります。当院では、国際基準である腰や脚の付け根部分にX線を当てる骨密度検査によって骨の密度を測定。この検査結果から担当医師が骨粗しょう症の診断、経過観察や治療効果の確認に役立てます。検査時間は5~10分程度で放射線の被ばく量もごくわずかですから、体に負担をかけることなく正確な骨密度を測定できます。

 

X線TV室

血管や消化管など体内の動きや状態をリアルタイムに映し出します。

X線テレビとは、体内の情報をモニター画面にリアルタイムに映し出す装置です。観察しながら角度を変えたりできるので、一般のレントゲン撮影に比べてより詳しく体内を撮影することができます。主に血管や消化管(胃・大腸)の動きを見たり、骨折でずれてしまった骨を元の位置に戻す際に利用されます。また、体の中を透視することができるので、治療で使用するカテーテルや内視鏡検査などの位置確認にも使用されます。

 

CT室

1mm単位の断面撮影で小さな異常も見逃しません。

CTとはコンピューター断層撮影のことで、人の身体を輪切りにした写真を撮影する装置です。当院のCT装置は厚さ1ミリの断面撮影が可能で、体内の小さな腫瘍や結石も確認することができます。また撮影時間が短く、頭部で15秒、胸部で20秒、腹部で25秒程度ですのでストレスを感じることなくスムーズに検査が終了します。
撮影されたCT画像は当院の独自のネットワークにより、大阪・北野病院や国立がんセンターに画像診断を依頼。
放射線科専門医による信頼性の高い精密な診断が受けられる体制になっています。

 

MRI撮影室

X線では写りにくい場所を磁石の力で撮影します。

MRIとは、X線の代わりに強力な磁石と電波を使って画像を撮影する装置です。CTと同じく身体の断面を撮影することができますが、とくに膝の半月板のような軟骨や靱帯といった、X線では写りにくい部位にたいへん有効です。
また、造影剤を使用することなく頭部血管像等が撮影できることや、X線を使用しないので被ばくの心配がなく、身体への負担がほとんどありません。(検査に時間がかかることや検査中の騒音が負担になることがあります。)当院では検査部位や患者様の病状などから総合的に判断し、最善の結果が出るようにCTとMRIを使い分けて検査をしています。
また、撮影されたMRI画像はCT画像と同様に大阪・北野病院や国立がんセンターに送られ、放射線科専門医よって詳しく画像診断されます。

主な検査内容

検査時間は検査内容により異なりますが、約20分~30分かかります。
当院では頭部・脊椎・膝関節の検査が多く、腹部(骨盤腔)・手(関節)・足(関節)なども行います。
より詳しい検査情報を得るため造影剤を使用して検査をする場合があります。
造影剤:Gd(ガドミニウム)系製剤を静脈内に注射します
  • 喘息やアレルギーのある方
  • 以前に造影剤使用して異常があった方
  • 重篤な肝機能および腎機能が悪い方
は造影剤が使用できませんので、担当医師に必ずお伝えください。

注意事項

MRIの検査は強い磁場に体を入れるので場合によっては検査を受けられないことがあります。
該当する方は医師または担当技師にお伝えください。(以下の方は受けられない場合があります。)
  • ペースメーカーのある方は検査出来ません
  • 妊娠している方
  • 手術等で体内に金属のある方(例:脳動脈クリップ)
  • 閉所恐怖症の方
  • MRIでは身に着けている金属類は検査室には持ち込めません。
  • 補聴器・義歯・金属のついた下着・時計・カード・カイロ・お化粧をしている方は検査前に外していただきます。

その他ご不明な点がございましたら、医師または担当技師にお気軽にお申しつけください。

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