人間ドックの方 トモシンセシス検査
トモシンセシス(3Dマンモグラフィ)検査のご案内
トモシンセシスとは
トモシンセシス tomosynthesis とは、tomography(断層撮影)とsynthesis(合成)を合わせた造語で、3Dマンモグラフィと呼ばれる場合もあります。
X線管を動かしながら撮影し、乳房のスライス画像を作り上げる撮影方法です。
当院のシーメンス社製 MAMMOMAT Revelation のトモシンセシスは広い振り角(50°)で撮影するため、分解能の高い画像となります。
通常のマンモグラフィでは乳腺の重なりで見えなかった病変も、スライス画像にすることにより組織の重なりを排除し、より鮮明に病変を描出することが可能とされています。
トモシンセシスのメリットとデメリット
メリット
- 通常のマンモグラフィでは乳腺組織の重なりで確認できなかった腫瘤が、確認できることがある。
- 異常所見と見間違われやすい乳腺組織の重なりが、正常乳腺のみであると判断できる。
- 乳腺組織の重なりで診断が難しい腫瘤の辺縁の微細な構造が評価しやすい。
デメリット
- 撮影時間が長くなる。(息止めは不要です。)
- 圧迫による痛みを感じることがある。(痛み軽減機構※1を搭載しております。)
- 通常のマンモグラフィよりも被ばく線量が増える。(被ばく低減技術※2を搭載しております。)
MAMMOMAT Revelation の特徴
当院の乳房X線撮影装置はシーメンス社(ドイツ)製の装置となっています。検査を受けられる方のために、以下の技術が搭載されております。
痛み軽減機構※1 | 乳房に触れると圧迫板がゆっくりと動き、一人一人に合わせて最適な圧迫をかけます。また、柔らかな素材で様々な乳房の形状に沿ってしなるソフトな圧迫板となっています。 !乳房の張っているタイミングや体調によって、痛みの感じ方には個人差があります。! |
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被ばく低減技術※2 | 当院の従来のマンモグラフィよりも低い線量で撮影が可能になりました。またこの技術を用いることで、非常に低い線量でマンモグラフィとトモシンセシス2つの撮影を合わせて行うことが可能です。 (日本の診断参考レベルと比較) |
トモシンセシスの注意事項
マンモグラフィ同様、以下の項目に当てはまる方は検査をお受けいただけません。
- 妊娠している、または妊娠の可能性がある方
- V-Pシャント、CVポートが入っている方
- ペースメーカー、植込み型心臓モニタを装着されている方
- リブレ(血糖測定器)を装着されている方
- インスリンポンプを装着されている方
- 豊胸手術をされている方(脂肪注入、ヒアルロン酸注入は検査可能)
乳がん検診オプション料金(税込価格)
□ マンモグラフィ+トモシンセシス+乳房超音波検査 ⇒ ¥14,300
□ マンモグラフィ+乳房超音波検査 ⇒ ¥11,000
□ マンモグラフィ+トモシンセシス ⇒ ¥11,000
□ マンモグラフィ ⇒ ¥6,600
□ 乳房超音波検査 ⇒ ¥6,600
□ マンモグラフィ+乳房超音波検査 ⇒ ¥11,000
□ マンモグラフィ+トモシンセシス ⇒ ¥11,000
□ マンモグラフィ ⇒ ¥6,600
□ 乳房超音波検査 ⇒ ¥6,600
※ 3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)のみの検査は行っておりません。必ずマンモグラフィと同時の撮影となります。
お申込み方法
- 人間ドック予約センター
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043-296-2321
※受付 10:00~16:30(土・日曜・祝日除く)
※受付 10:00~12:00(土曜日)
※当日の追加も受け付けておりますが手続きにお時間を頂く場合がございます。事前のご予約をお勧めいたします。