人間ドックの方 乳がん検診
乳がんについて
日本人女性の9人に1人が罹患する乳がん。女性が罹患するがん種のなかで、乳がんは罹患率第1位です。(2026年4月1日現在) しかし死亡率は第4位で、治るがんとしても知られています。しこりを手で触れるようになる前の早期の乳がんを発見するには乳がん検診が有効です。
当院の乳がん検診
1.マンモグラフィ
乳房のX線撮影です。診療放射線技師が手で乳腺を薄く広げて、2枚の板で固定して撮影します。薄く広げて固定することで乳腺の重なりが少なくなり、乳腺の中の小さな病変を見つけやすくできます。
当院のマンモグラフィ装置(MAMMOMAT Revelation) の特徴
当院の乳房X線撮影装置はシーメンス社(ドイツ)製の装置です。
当装置には、検査を受けられる方のために、痛み軽減機構※1が搭載されております。乳房に触れると圧迫板がゆっくりと動き、一人一人に合わせて最適な圧迫をかけます。また、柔らかな素材で様々な乳房の形状に沿ってしなるソフトな圧迫板となっています。
※1 乳房の張っているタイミングや体調によって、痛みの感じ方には個人差があります。
マンモグラフィのメリットとデメリット
メリット
- しこりを形成しない段階の乳がんを、石灰化病変として発見出来る
- 乳がんの死亡率減少効果が示された、唯一の検診方法である
デメリット
- 圧迫による痛みを伴うことがある
- 乳腺が多い乳房の場合、しこりが乳腺に隠れて見えない場合がある
- X線被ばくがある
マンモグラフィの注意事項
以下の項目に当てはまる方は検査をお受けいただけません。
・ 妊娠している、または妊娠の可能性がある方
・ V-Pシャント、CVポートが入っている方
・ ペースメーカー、植込み型心臓モニタを装着されている方
・ リブレ(血糖測定器)を装着されている方
・ インスリンポンプを装着されている方
・ 豊胸手術をされている方(脂肪注入、ヒアルロン酸注入は検査可能)
2.超音波検査
当院では富士フイルムヘルスケア株式会社 ARIETTA 850 DeepInsight
他、計5台の超音波装置で検査を行っております。
超音波検査のメリットとデメリット
メリット
- 痛みや被ばくがなく、全ての人に検査することが出来る
- 乳腺が多い乳房でも、小さなしこりを発見することが出来る
デメリット
- 石灰化病変を描出することが難しい
- 良性のしこりも描出され、がんと見分けるのに技師、医師の技能に左右される
3.トモシンセシス(3Ⅾマンモグラフィ)
※トモシンセシス単独での受診は出来ません。必ずマンモグラフィとセットでご予約下さい。)トモシンセシス tomosynthesis とは、tomography(断層撮影)とsynthesis(合成)を合わせた造語で、3Dマンモグラフィと呼ばれる場合もあります。 X線管を動かしながら撮影し、乳房のスライス画像を作り上げる撮影方法です。 当院のシーメンス社製 MAMMOMAT Revelation のトモシンセシスは広い振り角(50°)で撮影するため、分解能の高い画像となります。
通常のマンモグラフィでは乳腺の重なりで見えなかった病変も、スライス画像にすることにより組織の重なりを排除し、より鮮明に病変を描出することが可能とされています。
トモシンセシスのメリットとデメリット
メリット
- 通常のマンモグラフィでは乳腺組織の重なりで確認できなかった腫瘤が、確認できることがある。
- 異常所見と見間違われやすい乳腺組織の重なりが、正常乳腺のみであると判断できる。
- 乳腺組織の重なりで診断が難しい腫瘤の辺縁の微細な構造が評価しやすい。
デメリット
- 撮影時間が長くなる。(息止めは不要です。)
- 圧迫による痛みを感じることがある。(痛み軽減機構※1を搭載しております。)
- 通常のマンモグラフィよりも被ばく線量が増える。(被ばく低減技術※2を搭載しております。)
※2 被ばく低減技術
トモシンセシスを併用される場合、シーメンス社独自の被ばく低減技術を用いて、通常より低い線量でマンモグラフィを撮影します。(画質を担保するため、乳房厚により被ばく低減技術の使用制限があります)
トモシンセシスの注意事項
マンモグラフィ同様、以下の項目に当てはまる方は検査をお受けいただけません。
・ 妊娠している、または妊娠の可能性がある方
・ V-Pシャント、CVポートが入っている方
・ ペースメーカー、植込み型心臓モニタを装着されている方
・ リブレ(血糖測定器)を装着されている方
・ インスリンポンプを装着されている方
・ 豊胸手術をされている方(脂肪注入、ヒアルロン酸注入は検査可能)
当院では以下の理由から35歳未満の方には超音波検査をお勧めしております
・ 日本人女性の2 年間隔マンモグラフィ検診における利益リスク分析より、35歳以上の場合、利益がリスクを上回っており、許容されるとの報告がある
・ 日本の対策型乳がん検診は40 歳代がマンモグラフィ2 方向、50歳以上はマンモグラフィ1 方向の2 年間隔と定義されている
・ 年齢階級別乳がん罹患率は30 歳代から増え始め、35 歳以降から急増している
・年齢が低いほど、高濃度乳房の割合が高い
→マンモグラフィでは年齢が低いほど、がん病変が乳腺に隠れてしまう可能性がある
・マンモグラフィには被ばくがあるが、超音波検査には被ばくがない
乳がん検診オプション料金(税込価格)
□ マンモグラフィ+トモシンセシス+乳房超音波検査 ⇒ ¥14,300
□ マンモグラフィ+乳房超音波検査 ⇒ ¥11,000
□ マンモグラフィ+トモシンセシス ⇒ ¥11,000
□ マンモグラフィ ⇒ ¥6,600
□ 乳房超音波検査 ⇒ ¥6,600
※ 3Dマンモグラフィ(トモシンセシス)のみの検査は行っておりません。必ずマンモグラフィと同時の撮影となります。
お申し込み方法
- 人間ドック予約センター
-
043-296-2321
※受付 10:00~16:30(土・日曜・祝日除く)
※受付 10:00~12:00(土曜日)
※当日の追加も受け付けておりますが手続きにお時間を頂く場合がございます。事前のご予約をお勧めいたします。