「妊娠するうえで良い食事はなんですか？」という質問が多いので、2021年3月「妊産婦のための食生活指針」をご紹介させていただきます。様々な「妊娠によい食事」が提唱される中で、参考となる資料と考えています。
雑誌などを参考にするものいいですが、厚生労働省の指針は、私自身よい勉強になりました。みなさんご活用くださいね。
https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kodomo/kodomo_kosodate/boshi-hoken/ninpu-02.html

   妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針
    ~妊娠前から、健康なからだづくりを~

• 妊娠前から、バランスのよい食事をしっかりとりましょう
• 「主食」を中心に、エネルギーをしっかりと
• 不足しがちなビタミン・ミネラルを、「副菜」でたっぷりと
• 「主菜」を組み合わせてたんぱく質を十分に
• 乳製品、緑黄色野菜、豆類、小魚などでカルシウムを十分に
• 妊娠中の体重増加は、お母さんと赤ちゃんにとって望ましい量に
• 母乳育児も、バランスのよい食生活のなかで
• 無理なくからだを動かしましょう
• たばことお酒の害から赤ちゃんを守りましょう
• お母さんと赤ちゃんのからだと心のゆとりは、周囲のあたたかいサポートから

（出典：厚生労働省ホームページ：妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針～妊娠前から、健康なからだづくりを～解説要領より抜粋）

●健やかなからだづくりと食生活 Book

（出典：厚生労働省ホームページ：令和２年度「妊産婦及び妊娠・出産に当たっての適正な栄養・食生活に関する、効果的な情報発信に関する調査研究」妊娠前からはじめよう！健やかなからだづくりと食生活BOOK（見開き）

●妊産婦のための 食事バランスガイド

（出典：厚生労働省ホームページ：妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針（令和３年３月）リーフレット）

若年女性のやせ・肥満、エネルギー摂取量や野菜摂取不足、食事に対する脂質エネルギー比率の増加など周産期合併症・胎児への影響を与える可能性が問題視されています。
2019年8月には「健やか親子21(第2次)」の中間評価等に関する検討会報告書、2020年4月からは「日本人の食事摂取基準(2020 年版)」が報告されています。そのうえで、2021年3月「妊産婦のための食生活指針」の改定が行われています。

文責：川井清考（院長）

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