体外受精における妊娠卒業までの期間(亀田IVFクリニック幕張:-2021/12)

2021年12月までの体外受精治療(妊娠卒業までの期間)をご報告いたします。こちらは妊娠卒業できていない人は、もちろん含まれておりません。体外受精を始める際のプラン設計や治療の止め時をふくめた参考になさってください。

治療期間のスタートは当院での体外受精を開始した最終月経の開始日を1日目と定義し、妊娠8-10週で卒業した日を最終日と定義して算定しています。
女性年齢34歳以下では平均6.7±6.2ヶ月で妊娠卒業しており、妊娠卒業される7割の方は6.8ヶ月以内に、9割の方は12.2ヶ月以内となっています。
女性年齢35-39歳では平均7.3±65.5ヶ月で妊娠卒業しており、妊娠卒業される7割の方は8.3ヶ月以内に、9割の方は14.5ヶ月以内となっています。
女性年齢40-42歳では平均9.8±8.6ヶ月で妊娠卒業しており、妊娠卒業される7割の方は10.4ヶ月以内に、9割の方は18.1ヶ月以内となっています。

あくまで当院での治療の流れに即した期間となっております。
大半の方が胚盤胞培養をおこない全胚凍結を実施。その後、ホルモン補充周期単一凍結胚移植、排卵周期凍結融解胚移植、二回で結果がでなければERAなどの着床不全精査をおこない、その結果をふまえて個別化胚移植を行っています。患者様には40歳までは1年目安に、40-42歳では1年半目安で妊娠卒業できるようにプランをたてていきます。

文責:川井清考(院長)

お子さんを望んで妊活をされているご夫婦のためのブログです。妊娠・タイミング法・人工授精・体外受精・顕微授精などに関して、当院の成績と論文を参考に掲載しています。内容が難しい部分もありますが、どうぞご容赦ください。

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