謹んで新春のお慶びを申し上げます
2023年の干支は「癸卯（みずのと・う）」です。
「癸」は「種子が計ることができるほどの大きさになり、春の間近でつぼみが花開く直前である」ことを意味し、「卯」は「春の訪れを感じる」という意味、また、「卯」という字の形が「門が開いている様子」を連想させることから「冬の門が開き、飛び出る」という意味があると言われているそうです。
これまで積み重ねてきた努力が実を結び、勢いよく成長し飛躍できる1年となるように頑張って参ります。どうぞ、本年もよろしくお願いいたします。
毎年恒例になりましたが、各部門より代表して新年のご挨拶を申し上げます。

院長　川井清考

あけましておめでとうございます。
2023年4月には院長就任後5期目、産婦人科の中の専門分野として生殖医療を選択してから13年目になります。
2022年は、4月からの不妊治療の保険適用化に伴い、手探りの一年でありました。大多数の患者様に対しては保険診療内で体外受精し妊娠に至ることが可能だと考えていますし、成績も保険診療外の時期と比較し大きく変化は認めていません。ただし、反復着床不全や妊娠ごく初期の不育症患者さまなどには自費診療との混合ができないため、多大な負担を強いる可能性もでてきています。今後、難治性不妊治療に必要な診療を保険診療内で行う、もしくは何らかの助成対象となることを切に願うばかりです。力の及ばないことばかりですが、私たちができることは、ひとつひとつ貴重な症例を報告として国際学会誌に残しエビデンスを積み上げることかと考えています。昨年、新たな試みをしてプレコンセプションケアを開始いたしました。子供が欲しいと思った時に生殖機能が少しでも良い状況に整っているようにアドバイスをしていける存在でありたいと考えています。治療の選択肢が限りなくある中で、エビデンスに基づいた治療方針を提供し子どもが欲しいと願う患者様から信頼される施設に成長できるよう努めていく所存です。
個人的な目標として、新型コロナウィルス蔓延下でできなかった国際学会での発表や海外の第一人者との意見交換を再開できたらなーと思っています。また、サステナブルな診療のために健康維持・体力作りにも時間を割いていきたいと思っています。
今年もよろしくお願いいたします

培養室長　平岡謙一郎

明けましておめでとうございます。
昨年は培養室でほぼ毎日、患者さんからお預かりした卵子・精子・受精卵を拝見しましたが、まだまだ分からないことだらけと感じました。今年も感覚を研ぎ澄ますことで卵子・精子・受精卵が発する訴えに耳を傾け、もっともっと快適な環境と優しい技術を提供させて頂けたらと思います。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

品質管理担当室長　筋野徒志雄

新年あけましておめでとうございます。
昨年は不妊治療の保険適用がはじまり、患者様にとって良い変化であったことを願っております。
当院も常に進化するように心がけ、患者様の「あったらいいな」を意識しながら情報発信を行っていきますので今年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

看護室主任　中野千恵・平尾朋子

新年あけましておめでとうございます。
不妊治療が4月から保険適応となり、私達現場でも混乱しながらも、保険にむけての整備などを粛々と行ってまいりました。
保険適応となり、一年を迎え日々変化する社会情勢となかなか先が見通せない状況で、通院される患者様も不安を抱えながら治療をされているかと思います。
私達、看護室では患者様に寄り添い、安心して治療を受けていただけるようにこれからも成長し続けていければと思っております。
スタッフの増員・教育をよりいっそう行い、より良い医療が提供できるようにしていきたいと考えております。
2023年は、さらに飛躍したクリニックとなれるよう職員一同力を合わせて進んで参ります。
どうぞよろしくお願いいたします。

事務長　石川恵

あけましておめでとうございます。
昨年は長引く新型コロナウィルス感染の拡大、ロシア・ウクライナ戦争など世界情勢に不安を抱える出来事が続いた1年でした。会いたい人に会いたいときに会って直接話ができる、にぎやかに食事ができる、そんな日常の当たり前のありがたさ、尊さが身に染みて感じた日々でもありました。
当院で昨年より新たな取り組みとして開始した「プレコンセプション検診」ですが、安心・安全で健やかな妊娠・出産と将来の子供たちの健康のために、正しい知識の普及、啓発と検査を受けやすい環境整備に取り組み、皆様のお役に立てる医療ができるように、頑張って参ります。
2023年も明るい希望が持てる年となることを心より願い、皆様にとっても兎の上り坂のような素晴らしい１年となりますよう心よりお祈り申し上げます。

文責：石川恵（事務長）

お子さんを望んで妊活をされているご夫婦のためのブログです。妊娠・タイミング法・人工授精・体外受精・顕微授精などに関して、当院の成績と論文を参考に掲載しています。内容が難しい部分もありますが、どうぞご容赦ください。

当ブログ内のテキスト、画像、グラフなどの無断転載・無断使用はご遠慮ください。

亀田IVFクリニック幕張