講義をさせて頂きました(亀田医療技術専門学校助産学科)

年末に亀田医療技術専門学校の助産学科にて講義をさせて頂きました。対象は助産師を目指している学生さん達です。助産師の仕事は「出産に立ち会い、赤ちゃんを取り上げること」だけにとどまらず、妊婦さんの健康管理など妊娠から出産、育児に至るまで母子を守るための一連の管理・指導を行うことです。助産師になるには、看護師免許を持っていることが必須です。看護師免許を取得してからさらに1~2年間、助産師教育機関で学びます。

毎年、1年に1回、2コマ(合計90分)の講義をさせて頂いております。科目名は「性と生殖の健康科学」、「不妊治療の実際と理論」と題して主に体外受精のこと、培養士の仕事のこと、精子・卵子・受精卵のこと、体外受精に用いられる技術を写真・動画を用いて説明しています。

講義終了後に学生さん達全員から感想を書いて頂きました。どのコメントも心に響くものばかりでした。特に印象に残ったコメントを抜粋させて頂くと、。

  • 妊娠、出産は奇跡
  • 体外受精であっても、妊娠した事にはかわりない
  • 普通妊娠も体外受精も違うようで本当は同じことだよということを伝えていきたい
  • 妊婦さん達に質問された時に分かりやすい説明ができる
  • 胎児の染色体異常や人権についても考えていく必要がある
  • 一人の子の命を様々な職種と連携し無事に産まれ、育つようにサポート・支援が出来たらいい

感無量です。

感想を書いて頂いた学生の皆様方、本当にありがとうございました。全員無事に助産師国家試験に合格しますことを切にお祈りいたします。また、このような貴重な機会を与えて頂いた亀田医療技術専門学校 学校長 亀田省吾先生、助産学科教育主任 吉田広美先生に厚く御礼を申し上げます。

文責:平岡(培養室長)

お子さんを望んで妊活をされているご夫婦のためのブログです。妊娠・タイミング法・人工授精・体外受精・顕微授精などに関して、当院の成績と論文を参考に掲載しています。内容が難しい部分もありますが、どうぞご容赦ください。