2019年活動報告(ホームページ)を更新しました
2019年1月~12月の活動報告(業績)をホームページ上で更新致しました。
~平岡培養室長からの総括~
一昨年までは顕微授精技術そのものに言及した内容、つまり我々の顕微授精技術の方法論、あるいは、この方法による生存率・受精率等の目の前の直接的な結果に対して評価をするもの、が殆どでしたが昨年の講演内容は、我々の顕微授精技術をベースに胚発育、妊娠率、流産率、生産率と言った受精よりも先の予後へ及ぼす因子を追及する内容にシフトしていったように感じます。ある程度、方法論は確立してきたとは言え、まだまだ改善の余地はありますし、方法論の先にある健常児の出産、更には出産後の胎児の身体的・精神的発達に対してフォローをしていくことで更なる技術の改善をこれからも目指していきたいと思います。
~川井院長からの総括~
論文作成に関しては、忙しさを理由に時間を割けなかったことを反省する一年でした。
2020年は年始にケースレポートがpublishされましたので改めて別のブログでご報告させていただきます。
講演については昨年までの発表の大半をしめた「ピエゾICSI」「がん・生殖医療」に加え、私自身が大学で取り組んでいた「ヒト胚の遺伝子発現について」や「内膜着床能検査(ERA)や黄体補充の臨床にもとづく発表」を数多くご依頼いただきました。
しかしながら、形にできていない臨床報告や倫理審査委員会に申請する臨床研究など山積みです。パートナーシップを結ばせていただいている企業様の期待に応えられる結果を得て、患者様に還元して参ります。今年は既に複数本の講演や研修依頼をいただいておりますので、よりよいコンテンツをご提供できるよう取り組みたいと思います。
文責:川井(院長)/平岡(培養室長)
お子さんを望んで妊活をされているご夫婦のためのブログです。妊娠・タイミング法・人工授精・体外受精・顕微授精などに関して、当院の成績と論文を参考に掲載しています。内容が難しい部分もありますが、どうぞご容赦ください。