第64回日本生殖医学会学術講演会ランチョンセミナーに登壇しました
2019年11月7日、8日に神戸で開催された第64回日本生殖医学会学術講演会にて、フェリング・ファーマ株式会社/株式会社エイオンインターナショナルの協賛ランチョンセミナーに院長の川井が登壇いたしました。今回は生殖医学会のメイン会場であり400名以上の聴講者の中、新しい検査法に対する講演であったため川井自身も間違った解釈をされないよう、またデータの信ぴょう性なども事前に何度も確認し準備を進めてきましたので、無事講演が終わりほっとしているようです。
ERA検査は胚盤胞を戻す時期の子宮内膜をとり遺伝子発現をみて戻す時期を確定する検査です。画期的な検査である反面、移植治療が1ヶ月半ほど遅れること、費用もクリニックによって異なりますが10−20万近くかかること、そして何より着床時期に再現性があるのかという問題に対し、医療者間でも賛否が分かれており導入を躊躇されている施設も少なくないと聞いております。
当院では100例以上の解析を行ってきており、検査の有用性を感じております。しかしながら、患者様によっては治療方針をどのように考えたら良いか解釈が難しい場合もあります。今回の発表を通して、着床時期のズレによって妊娠に至らない患者様の一助になれればと思います。
文責:石川(事務長)
お子さんを望んで妊活をされているご夫婦のためのブログです。妊娠・タイミング法・人工授精・体外受精・顕微授精などに関して、当院の成績と論文を参考に掲載しています。内容が難しい部分もありますが、どうぞご容赦ください。