2019年妊娠継続卒業実績
妊娠の概念は、「妊娠反応がでた場合」「エコー上でGS(胎嚢:赤ちゃんの入っている袋)がみえた場合」「妊娠し継続している場合」など様々な解釈があります。「妊娠数」という表現は論文や学会発表でも使われることが少ないため、当院では「臨床妊娠数」(超音波で胎嚢がみえた場合)を示すようにしていましたが、ブログやホームページは患者さまがご覧になることが多いため、よりイメージがしやすいように実際に妊娠後に当院を卒業され、産科クリニックに移られた患者さまの数を掲載していきたいと思います。
タイミングや人工授精で卒業された場合もできる限り追跡するようにしておりますが、しっかり生まれたかどうかわからないことがあります。しかし、体外受精では日本産科婦人科学会に周産期予後の調査を提出する義務があることからも、100%追跡を行っておりますので、定期的に周産期予後を含めてデータを記載させていただきます。
2019年度に妊娠をされて卒業された方は下記のとおりです。体外受精を行った患者さまは近隣の産科施設の連携のおかげで9週近くまでフォローさせていただいておりますので、卒業後流産をされた患者さまは2016年5月の開設以降、2019年9月現在まで、2%未満で推移しております。
文責:川井(院長)
妊娠継続卒業実績
2019年度実績 | タイミング療法 | 人工授精 | 体外受精 | 総数 |
1-3月 | 32 | 17 | 54 | 103 |
4-6月 | 26 | 13 | 67 | 106 |
7-9月 | 27 | 17 | 64 | 108 |
お子さんを望んで妊活をされているご夫婦のためのブログです。妊娠・タイミング法・人工授精・体外受精・顕微授精などに関して、当院の成績と論文を参考に掲載しています。内容が難しい部分もありますが、どうぞご容赦ください。