新年のご挨拶2024年(各部門より)

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
「おめでとうございます」というのが憚られる、新しい年の始まりになりました。
まずは、能登半島地震でお亡くなりになられた方々のご冥福を申し上げると共に、被災をされた皆さまに心よりお見舞いを申し上げます。

2024年の干支は「甲辰(きのえ・たつ)」です。「甲」は、十干の一番目の文字で、生命や物事の始まりを意味します。また、草木が成長し勢いを増し、真っ直ぐに堂々とそそり立つ様を表すとも言われます。「辰」は龍のことでもあり、十二支の中で唯一の空想上の生きものです。強さや正義感、信用をイメージします。また、「振るう」という文字に由来しており、自然万物が振動し、草木が成長して活力が旺盛になる状態を表します。
我々も新しいことへのチャレンジを惜しまず、力強く成長し続け、皆さまからの信頼を得られるよう、スタッフ一同頑張って参ります。
どうぞ、本年もよろしくお願いいたします。
毎年恒例になりましたが、各部門より代表して新年のご挨拶を申し上げます。

院長 川井清考

新年あけましておめでとうございます。新型コロナウィルス感染収束・不妊治療の保険診療もひと段落し、私たち生殖医療施設のあり方にも変革が求められる一年でした。
医師能力の一つとして知識量があります。しかし、ChatGPTのようなAI技術の進展により、知識の役割が大きく変わりつつあります。これからの私たち医療者に求められるのは、正しい情報と誤った情報を見分け、それを患者様に適切な形で提供する能力です。
患者様が自ら情報を収集し、それをもとに医師に質問する時代になりました。私たちの役割は、共通の情報の中から、各患者様に最適な治療法を経験に基づいて提案することです。治療には代替治療も含まれ、時には治療を受けないという選択もあります。医療を押し付ける時代ではないんです。
私たちのクリニックは、ブログを通じて最新の医療情報を発信し続けます。変化を恐れずに、常に患者様に適切な医療を提供する生殖医療施設としての役割を果たしていくと同時に、臨床研究などにも注力していきたいと思っています。
地方の生殖医療施設にとどまらないスタッフ教育や情報発信、また地域に根付いた医療を行い続けたいと思います。
新しい年が皆様にとって健康で幸多き一年となりますように、心より願っております。

培養室長 平岡謙一郎

通常、赤ちゃん(受精卵)が卵子と精子の出会いである受精から始まり出産に至るまでの約10ヶ月の間、お母さんのお腹から外に出ることはありません。培養士はこの約10ヶ月間のうち極始めの約一週間だけ赤ちゃん(受精卵)をお外でお預かりして一緒に過ごしたあと、お母さんのお腹の中にお返しする保育士のようなものです。今年も一人でも多くのお母さんに一人でも多くの元気な赤ちゃん(受精卵)をお返しできるよう、スタッフ一同、目配り/気配り/心配り力を高めていきたいと思います。本年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。

看護室長 平尾朋子/看護師長 中野千恵

新年あけましておめでとうございます。
当院のモットーは、「自分や自分の家族・大切な人が不妊症と分かったとき 相談したい・受けたいと思える医療を提供できる」です。
そのため、真摯に患者様に向き合い、寄り添い、安心して治療を受けていただけるように、これからも成長し続けていければと思っております。 まだまだご満足いただけていない部分もあり、ご指摘を受けることもございますが、スタッフの増員・教育をよりいっそう行い、患者様に寄りそった医療、安心して治療を受けていただけるように努力していきたいと考えております。
2024年は、さらに飛躍し、患者様に寄り添ったクリニックとなれるよう職員一同力を合わせて進んで参ります。
どうぞよろしくお願いいたします。

事務長 石川恵

2024年 年頭、想像をはるかに超えた規模の自然災害に心が痛む年明けになりました。
寒空の中、今もなお大変な状況に見舞われている皆さまに、心よりお見舞い申し上げると共にご無事をお祈りいたします。改めて安寧であることのありがたさを感じます。
厚労省人口動態統計によると、2022年の日本の出生数は77万747人と1899年の統計開始以来、初めて80万人を割り込み過去最少となりました。我が国の少子化の加速は危機的で深刻の一途をたどる中、昨年は東京都が働く女性のライフ・キャリアプランの応援事業を開始し、また、卵子凍結に係る費用、凍結卵子を使用した生殖補助医療への助成を開始しました。これに伴いフェムテック市場も更に拡大し、多くの企業でもダイバーシティ&インクルージョンを推進し、福利厚生として取り入れるなど、女性にとって仕事と両立できる環境が整ってきていることは、本当に嬉しく思います。
当院でも、当院でも昨年8月よりノンメディカル卵子凍結を開始しました。リアルタイムでの不妊治療の方、将来のための検査や治療の方、多様な背景の患者さまへの対応は、感情や気持ちに寄り添う個別な対応がやはり大事であると感じています。
本日より患者様の満足度調査も開始致しましたが、皆様からのご意見を真摯に受け止め、「ここで治療してよかった」と思っていただけるクリニックになるよう、職員の接遇教育にも一層力を入れて参りたいと思います。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。
本年が、皆様が穏やかに過ごせる1年でありますように。

文責:石川恵(事務長)

お子さんを望んで妊活をされているご夫婦のためのブログです。妊娠・タイミング法・人工授精・体外受精・顕微授精などに関して、当院の成績と論文を参考に掲載しています。内容が難しい部分もありますが、どうぞご容赦ください。

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亀田IVFクリニック幕張