ご来院の方へ 女性生殖器
赤ちゃんを作ることに関係する女性の器官
女性の生殖器官は、外から見える部分の外性器(恥丘、大陰唇、小陰唇、陰核、腟前庭、会陰)、外から直接見えない部分の内性器(卵巣、卵管、子宮、腟)に分かれます。子宮(成熟女性の場合:縦 7cm 横5cm 厚み 3cmの逆三角形型)は骨盤に囲まれた空間に位置し、前は膀胱、後ろには直腸があります。卵管は子宮の左右から卵巣に向かって伸びる約10-12cmの管のような臓器、卵巣は左右一対の女性特有のホルモン分泌臓器で子宮のやや後方、卵管の下側に位置しています。
女性生殖器の役割
①卵巣 | 卵子を貯え、発育する |
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②卵管采 | 卵巣から排卵された卵子をキャッチする場所 |
③卵管膨大部 | 精子がきて、卵子と受精をする場所 |
④卵管 | 受精するために精子が通り、受精後は受精卵を発育しながら子宮に運ぶ道 |
⑤子宮内膜 | 受精卵が着床する場所。妊娠していない場合は月経血となって剥がれ落ちる |
⑥子宮 | 赤ちゃんを育てる場所 |
⑦膣 | 性交器官であり、出産時には赤ちゃんが通る道 |
用語説明
生殖細胞:親の遺伝情報を伝える役割を持つ、子供を作るのに必要な細胞。
原始卵胞:分裂して卵子になる卵母細胞が入っている発達前の卵胞。
卵巣の予備能をみる血液検査:抗ミュラー管ホルモン(AMH)。あくまでも卵子の残りの数の目安が分わかるもので、卵子の質は判断できない。